J-WAVE30周年×ゴジゲン10周年企画公演『みみばしる』@本多劇場

 

こんばんは。本日、松居大吾監督が作・演出を手掛けられた舞台「みみばしる」の夜公演を観劇してきました。

興奮が冷めないうちに、そして率直な感想がまだ頭に残っているうちに、作品の好きだったところを書いておきます。箇条書き。

 

 

  • ブルペンくらい広いタクシーの後部座席に爆笑した。
  • ラジオを聴いている不特定多数の人々を表す(と思しき)演出。ラジオが流れている間、暗がりでラジオに耳を傾ける人、ただそこに佇んでいるような人、色々な人が舞台上に立っているけれど顔が見えず匿名性がある。自分のなかの主役は自分だけれど、今あるこの時間は誰かのものでもあるということにそっと気づかされた瞬間。
  • 少しずつたまっていった、それぞれのフラストレーションがついに弾けたシーン。きっかけ(?)が「目玉焼きが好きなので、卵を買いすぎてしまうんです」なのは最高でしたね。
  • 自分が信じ、すがり続けてきたものの脆さをここでも突き付けられるとは…。(※好きだったアイドルの話をしています)
  • アフトでドレスコーズ志磨さんが仰っていたけど、「正義」は言い換えれば「信仰」「宗教」とも言えてしまう。観劇しながら、また自分のこれまでを思い返しながら、人は何かしら自分の信仰対象をつくって何とか生きて、その対象が崩壊すれば新たな対象をつくりあげてまた立ち直ってどうにか生きる。そういう風にやっていくしかないのかなと思いました。そしてその対象は自分にとって、また他人にとって「ほんとう」なのか「うそ」なのか…。
  • ボコられたよっくん、まあまあ長いこと横たわっていたな……。ギター掻き鳴らすひゅーいさんの足元にいつまでも転がっているよっくん……。嗚呼よっくん……。
  • 全体的に、その場での歌唱と台詞の音量のバランスが絶妙だった記憶。
  • 最後、20人近くのキャストの魂込めた叫びとも言える合唱。あれを真正面から受け止めて、エネルギーにならないわけがない。
  • 言葉に頼りきり、嘘か本当かなんて実はどうだっていいオーディエンスの不気味さ。あの狂気、非現実であって欲しいけどとことんリアルだった。

 

松居さんの作品、それほど多く見てきたわけではないけれど、ぶつけられるだけの熱量をぶつけてあとは観客に委ねる感じがとても好きです。アフトで松居さんご自身と志磨さんがお話されていたように、芝居なのか音楽なのか、劇なのか映画なのか、境界をハッキリさせないけれどとにかく感情を表現するこの感じ。けど、気づくとなんか元気になってるし社会と向き合っていこう、人と関わろうと思える不思議さ。今日もキャストの皆さまにバチンと背中叩かれた気分になりました。明日も仕事頑張ろう。

 

短いけど以上です。また思い出したら追加します。

 

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「紫猫のギリ」@シアターグリーン BOX in BOX THEATER

 

こんにちは。2019年一発目の記事になりますね。

 

早速ですが本題に参ります。先日25日に観劇した「紫猫のギリ」、

 

 

 

 

 

あまりにも良かった!!!!!!!!

 

 

いや、あの、本当に本当におもしろかったんです…ストーリーも構成も演出も照明や音楽もキャラ設定も世界観も、何もかもが大正解の大成功でした。今まで観てきたなかで、一番おもしろい作品だったかも、と思うほど。(実際一番なんて選べないんですけどね。)

 

※以下、盛大なネタバレを含みますのでご注意ください

 

※記述のシーンやセリフについては正確でない場合がありますので、ご了承いただけますと幸いです…

 

 

 

まず劇場到着後思ったのは、「ハコちっっっさいな!!!?」ということです。キャパ狭い狭いとは聞いてましたがここまで小劇場だったとは…。固定座席104席らしいですね。

 

暗転していざ開演。ぞろぞろと出てきたのは歌舞伎を見終えて大満足している侍たち。そういえば上演前の案内とかなかったな〜と思っていたのですが、ここで案内してくださるんですね!携帯の電源は切りましょう、飲食は禁止です、などの注意を、あくまで江戸時代の設定を守りつつ(笑)客席に注意喚起したあとは拍手の練習。続いてコーレスやって客席を温めてもらいました。「30ー!」\DELUXEー!/はわかるんですけど「プレステー!」\ジー!/はwwwwwww(これ日替わりなんですかね〜)

 

親切な侍の皆さまがはけた後、ようやく本編開始。2.5次元舞台っぽく、キャストひとりひとりにピンスポが当たって名前と顔を紹介する形式のオープニングだったんですけど、これがもう最高すぎてこの時点で既に「あっ これはもう一回見たいやつ〜!」と思いました。

 

舞台は小さいんですけど、三枚の幅狭な幕と映像エフェクトを上手に使って、今どの場所で物語が展開されているのかを都度明示してくれますし、雨が降ってきた様子や船の甲板の上に出てきた様子、敵が近づいている暗澹とした雰囲気なんかがわかりやすく表現されていました。物語の転換点もわかりやすいんですよね。板の上のスピードに置いていかれることがない。

 

そして何より殺陣シーン!稽古してきたアクションに更に迫力ある音響や照明が合わさって、しかもあのサイズの箱なので伝わってくる気迫がスゴイ。マジのマジにカッコよすぎて私は終始アホヅラを晒していたことと思います。うん。

 

脚本の構成も、ボルテージの上げ方が非常に上手いと思いました。(もちろん素人目線です!)オープニングで一回ブチ上げた後、急降下させるような感じ。登場人物それぞれのバックグラウンドが不明確なまま、徐々にそれらが明らかになっていく。だからこそ自然とストーリーに集中するし、惹きつけられるというか。少しずつ上がっていき、クライマックスに向けて一気に放出されるイメージ。最後には、珠ノ新に生きて欲しいという思いと、ギリに化け猫になって欲しくないという思いが皆ひとつになり、恩蛇を倒すところでMAXになる。観ていて大変気持ちがよかったです…。

 

あとはキャラ設定が、いちいち堪らんものがありました。

ギリは子猫だった頃に、弱っているところを珠ノ新と茉莉花に救われました。しかしやっと手に入れた幸せを奪われ、抱えきれないほどの憎しみを溢れさせ、恩蛇にいいようにされてしまうわけです。もうこれが辛いじゃないですか…。登場時は「人斬りのギリ」に過ぎないわけですよ。「復讐をのぞむ化け猫」です。でも彼がそうなってしまったのは、かつての家族であった茉莉花や珠ノ新を慕っていたからなんですよね。彼らのことが大切だったからこそ、侍(実際茉莉花を殺したのは恩蛇だったわけですが)を憎み、化け猫となる寸前まで来てしまった。ギリ、愛おしくて堪らないではないですか……。思いのぶつけどころがないので、私は帰宅後自分の家のネコチャンをギュッてしておきました。

あと村瀬さん演じる朝倉さん。敵と内通したり、強力な薬で無理矢理ギリを眠らせたりと、この人本当に味方なのだろうかと思わせる部分が多々ありました。でもこれがかつて恋い慕っていた茉莉花を失った悲しみと、同じ事を繰り返すまいという強い決意による行動だとわかると愛おしいし切ないです。妙庵のおじさんに「おぬしがかつて茉莉花さまを慕っていたことは気づいていたぞ」と言われたときの動揺っぷりといったら…。あとこれはパンフに書いてあったことですけど、かつて恋心を抱いていた人の息子ということで、珠ノ新には強く出られないそうです。そんな一面…!アンタ…ッ!!!(拍手喝采

そして個人的に、おたま演じる乙もその出自を知ると胸がチクッと痛むような、そんなキャラクターでした。誰よりも明るいぶん、余計に切なくなります。幼い頃親に捨てられ、ずっと一人で生きてきた。生きていくために、男娼になるしかなかったという…。ずっと独りでずっと寂しくて、ようやく一緒にいたい人を見つけたと思ったら、それも叶わない様子。彼のそんな悲しみや嫉妬が、これまた恩蛇に悪用されてしまうわけです。でもラストシーンでは、今後行動を共にすることをギリは拒みませんでした。おそらく、これがギリの最大限のデレであり、乙にとっても最大のハッピーエンドなのでしょう。最後「兄貴〜!早く来ないと置いてっちまうよ〜!」という乙の声に、本当にわずかながら一瞬だけ微笑んでから立ち上がるギリを見て、報われた気持ちになりました。(微笑んで見えたの、気のせいでないことを祈る…)

 

 

そしてやっぱり、キャスト陣のビジュアルが!イイ!!!!!!!!!!

 

ギリそまさん、セクシー垂れ流しすぎでしょう…。見た目もさることながら、役としても、「こんな壮馬が見たかった」要素が溢れすぎていて、本当に製作及び関係各社に御礼申し上げます!!!!!!!!乙おたまも美人さんすぎたな…。乙とはまた別の、グッズ用ビジュアルのおたまもただただ"美"の具現化。取り急ぎ撮影時に使ったアイシャドウが何か教えて欲しい。

 

 

最後に、グッときたシーンベスト3を挙げて終わりにしたいと思います。3つに絞れるはずがないのですが、特に印象に残っているもの、書き残したいものを歯食いしばりながら選びました。まあ円盤出るらしいのでいいんですけどね。

 

<ベスト3>

あばら家(ギリと乙の住処)にて、「お前魚食ったろ」のシーン

 

いつものように侍狩に出た際、恩蛇の手下たちと出くわし大怪我を負うギリ。乙が傷ついたギリをあばら家に運び込み、手当てをします。長いこと寝込んでいたギリが目を覚ますと、乙がお手製の薬草粥を差し出します。ギリは嗚咽しながら食べるのですが、(相当マズイ粥を「自分で作っておいてなんだけど良く食べられるな!」と言う乙に対し「治る味がする」と行って一生懸命食べるギリ、あまりにも可愛い…。)何かいい匂いがするのを嗅ぎ取ります。部屋中嗅ぎ回って匂いの主が乙だと分かると、乙の身体をホールド(!!!?)するんですけど、乙の華奢な腰に手を回して顔を近づけ上半身だけ倒す姿勢で、美少年たちがいったい何やっとんじゃ状態ですよ。やらしい目で見てゴメンな…。「お前何かうまいもん一人で食っただろ」と、詰め寄るギリでした。(乙くんがコッソリ食べたのは魚。)この二人ちょくちょくカップルか?!!と思うシーンがあって。それは乙が男娼であってそういうコミュニケーションの取り方が彼にとって普通だからなのかもしれないですが、観客のとある層には相当響くのではないかと思いましたね。以上、とある層に含まれるオタクの感想でした。汚れた目で見てすいませんでした。

 

<ベスト2>

船室にて、心が荒れるギリを珠ノ新が優しく抱きしめるシーン。

 

敵から身を隠し、逃げ続けている珠ノ新の一行は長崎へ向かうことを決意します。その道中、敵に襲われているところにギリが登場。珠ノ新の仲間を一人失いながらも、間一髪、長崎行きの船に乗り込みます。船の一室で、改めて対峙する珠ノ新とギリ。「どうして生きていたんだ。お前たちが死んだと聞かされたから俺は人斬りになったんだ。」「俺はもうただの人斬りだ。何人殺めてきたかわからない。」と、(きっとこれまでの行為を悔いながら)汚れてしまった自分はもう後戻りできないとでも言うように喚くギリ。そんなギリを珠ノ新が抱きしめます。過去ではなく、未来を見つめて生きて行きなさいという茉莉花からの言葉を贈る珠ノ新。このときのギリ、もとい壮馬のサイズ感があまりにもギリ!(←語彙力の死滅)飼い主のもとで大切にされていた猫、すばしっこく動き回り敵を斬り倒す猫、つまりは壮馬さんの173cmの背格好ってギリにピッタリなんですよね。乱暴な言葉や態度であっても、誰に対しても見上げて物を言う感じ、まさに猫という小動物感が出てたと思います。で、話を戻しますと、珠ノ新の腕の中でキョトンとしたまま脱力するギリの姿が忘れられないのです…。これ以上人を斬らないよう、斬った人数が1000人に達し、本当の化け猫にならないよう、珠ノ新はギリの形見として持ち続けていた鈴をギリの刀に括り付けました。All need is love、愛こそすべてって感じですね…(なんつう感想…)

 

<ベスト1>

恩蛇に捕らわれた珠ノ新たちを救うべく、ギリが恩蛇の居場所(出島の商館)に殴り込んでくるシーン。

 

朝倉は長崎で敵と対峙し、自分ひとりで戦おうとします。が、恩蛇に操られた乙が珠ノ新を差し出してしまいます。主人を人質に捕られた朝倉は、成すすべなく同じ捕らわれの身に。珠ノ新の千里眼が欲しい恩蛇はその目玉をえぐり取ろうとします。もうダメだ〜〜〜〜!というこの絶望的状況に飛び込んでくるギリのヒーロー感ときたら!!!!!!なんか、ギリがすっ飛んできた瞬間の高揚感がヤバかったんです…。しかもギリは珠ノ新との約束を守り、恩蛇から与えられた刀を抜こうとはしません。抜かないまま敵と戦い、彼らを救い出そうとするのです。これが泣ける。てか泣いた。最終的に刀を抜かず戦い続け、ギリは敵の攻撃を受けまくり、あわや死すか…!というところで珠ノ新がギリを庇って倒れます。これにブチ切れたギリは封印していた刀を抜き、改めて敵に立ち向かっていくのです。大切な珠ノ新を守るために、彼との約束を破り、自分が化け猫になることなど知ったことかと!やはり愛こそすべて!!!

 

 

以上、ざっくり述べて参りましたが、こんな感じで目にも心にも心地良く、三味線の音色の疾走感とともに流れるようなアクションと、たまに現れるコミカルな要素を堪能できる最高の舞台でした。自分が観劇した後人様の感想もいろいろ見てみたのですが、殺陣や物語のリズム感にもたつきとかあったんですね。3日目に観劇した自分としては何も気にならなかったですしむしろ素晴らしいと思ったので、それだけ改善の努力がなされているということでしょうか。(座席がなかなか前方だったので、近すぎて気にならなかったという説もあります…)とにもかくにも、おふたりは本当に良く頑張っていました。誇りに思います。もちろん共演者の皆さまも、大変素晴らしかった…!

 

 

あとこれは余談ですが、同じ公演を溝口くんも観劇されていたというミラクルハッピー案件もございました。何ていい日なんだ〜!!!微塵も気づかなくてスマン!!

 

ネタバレなしの感想を述べるのが至難の技すぎて思わずブログに書き殴ってしまいましたが、ここまでご覧いただきありがとうございました!大阪での大千秋楽まで、怪我なく無事に走り切れることを影ながら祈っております。

 

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2018年現場振り返り【後編】

 

誰得でもない現場振り返り、後編スタートです!

 

【2018年10月】

◆10月20日 ドリフェス!Presents FINAL STAGE at NIPPON BUDOKAN「ALL FOR TOMORROW!!!!!!!」@日本武道館

◆10月21日 ドリフェス!Presents FINAL STAGE at NIPPON BUDOKAN「ALL FOR TOMORROW!!!!!!!」@日本武道館

このままここで死ぬんじゃないかと思うレベルでしんどかった事前物販も、今ではいい思い出です…。1日目はOPのAFSで初っぱな爆泣きしまして(だってライジングスター実装とか聞いてないもん!)、クルプリ溝口に気が狂い、さらにマグエモのイカれた振付で頭ショートしてフラフラになって、それぞれのソロに感極まって、MCでベストオブドリフェスを決めよう!みたいな武道館で何やっとんねんと言いたくなるようなDDちゃんらしい微笑ましいやりとりに爆笑し、14人揃ってのカテコでまた号泣し、おいこれ本当に1日目か明日もあるんかマジか状態でした。

2日目は若干のセトリ変更もあり。メビレやったあとの会場のざわつきを私はまだ覚えていますよ…トラシグのオタクがヒィヒィ言ってましたね…。MCは武道館で客席ウェーブやろうぜ!のコーナー。「ポイポーーイ!!」叫びながらステージ端から端を走るDDちゃんたち愛おしくてたまらないよ…。後半戦突入を実感したあたりから、どの曲も「これが最後だ、これで最後だ」という思いで自然と聞いていました。これまでになく集中して聞き入ったし、これまでになく声出して、これまでになく本気でペンライト振りました。こんなにライブで「後悔したくない」と思ったのは初めてだったし、ありがとー!!!って叫びまくったのも初めてです。何にも恥ずかしくなんかなかったです。だって周りも似たような人たちばかりだったので。みんな泣いてたしみんな感謝をぶつけていて、みんな必死でした。あのときの武道館、世界で一番幸福な場所でした。間違いないです。

 

この日を心から楽しみにしていた一方で、この日が来なければいいのにとも思っていました。始まったら終わっちゃいますからね。でも当日を迎えると、やっぱりワクワクは抑えられなかったです。

 

そして1日目終了。

 

 

続いて2日目。

 

 

そして終演後。

 

 

3/5以降、彼ら14人はずっと笑顔で明日に向かって私たちを引っ張ってくれて、最後の最後で、壮馬くんがポンっと背中を押してくれたようなイメージ。

 

おかげで、みんなで無事に明日に来られました。

 

2日間で会ってくださって、お話してくださったフォロワーの皆さま、ありがとうございました!!

 

 

◆10月28日 映画『シュウカツ3』完成披露試写会@ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場

どんなメンタルで行くねん…と思っていましたが、ドリフェスキャスト陣7分の3名の元気な姿を見られてよかったです。トミーは真っ黒だったけど。

 

【2018年11月】

◆11月3日 東京ジョイポリス働くお兄さん!スペシャトークショー@東京ジョイポリス メインステージ

この日の溝口くん、私的ベストオブ溝口!!!!!顔がしぬほど可愛いのは通常運転ですが、加えて髪型が1000万点!!!!!長すぎず短すぎないほどよい長さに、ほどよく毛先遊ばせていて天才的スタイリングでした。ジョイポリス制服も驚くほどお似合いでした…。同級生がキャッキャしていて相変わらず微笑ましかったです。トークにオーディオコメンタリーに生アフレコにゲーム、抽選会と、予想を超えた充実度!とても楽しかったです…あとフォロワーさんとコラボメニュー食べたりアトラクション乗ったりできてこれもめちゃくちゃ楽しかったです!ありがとうございました!

 

1部の記憶がないそうです。

 

 

◆もっと歴史を知りたくなるシリーズ「歴タメLive 2018」〜歴史好きのエンターテイナー大集合!〜vol.3 プレミア上映会+トークイベント@ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場

連日お台場。昨日に引き続き溝口くんのお顔が天才。髪型天才。白いシャツがかわいい。この日も歴タメDVDフル上映に加えてトークありゲームありの非常に楽しいイベントでした!

 

◆11月22日 SOLID STARプロデュース vol.6「熱血硬派くにおくん 乱闘演舞編」@全労済ホール/スペースゼロ

◆11月25日 SOLID STARプロデュース vol.6「熱血硬派くにおくん 乱闘演舞編」@全労済ホール/スペースゼロ

推し、こんなことやあんなことも出来るんだ!という新たな発見たくさんの作品でした!ごうだの魅力に取り憑かれて気づいたらブロマイド買ってたのウケるな…。

 

コメディ見に行ったはずなのに推しへの愛爆発させて終わりましたね。

 

【2018年12月】

Act Against AIDS 2018〜遂に!俳優だらけの武道館ライブ!!…大丈夫なのか〜〜!?〜 @日本武道館

ドリフェスぶりの武道館に足を踏み入れてヴッッとなったのは一瞬のこと。一年で二度この舞台に立つ推しを誇りに思いました。ミュージカルの知見はあまり広くないのですが、知っている曲はもちろん、知らない曲でも楽しめました!でもやっぱり、何といってもハンサムコーナーですよね…

 

壮一さん&櫻子ちゃんペアの可愛さにやられてしまいました…。

 

 

◆RISU PRODUCE vol.21 20周年記念公演第一弾『イキザマ3』@東京芸術劇場シアターウエス

壮馬くん主演舞台!!!「オッ?やっぱスポ根系か?」などと思いながらボンヤリ見ていた物語序盤、まさかラストであんなに温かい気持ちになるなんて思わなかったです。ちょっと見ない間に壮馬くんは(体格的にも)ひとまわり大きくなっていて、すっごく頼もしくなっていました。野瀬くんの繊細な感情を丁寧に演じていましたね。"DearDreamのセンター"の壮馬くんはどうしたってカリスマ性や光に溢れていると思うんですけど、こういう素朴な「その辺にいそう」な存在感を自然に演じることも出来るのは、役者さんとして強いな〜と感じました。(もちろん素人意見です!)ただ本人は肉練の虜になってしまったようなので、このまま某岡田准一さんのようにカリとか始めてますますデッカくならないことを祈ります。何卒。

 

◆劇団アニメ座ハイブリッド祭 @ルミネtheよしもと

アモン様また会えて嬉しかった〜〜〜〜(泣)プリティーが増してた…終始あざとかったです…。衣装のタッセルとか綺麗な髪とかを、あのキレイな手でず〜〜〜〜っとにぎにぎしていて私はタッセルになりたかった。振り返りトーク、ショートストーリー、ゲームコーナーなどなど、楽しくてあっという間のイベントでしたね。個人的には4月の公演の殺陣シーンを出演者たちと一緒に見るコーナーが新鮮だし贅沢だなあと思いました。殺陣を見つつ、溝口くんの反応もチラチラ見てしまいました…。いっぱい笑ってなんだか少し元気になって帰ったのでした!

 

あっ これは4月のミュージカル主演決定を受けての感想でしたね。まちがえました。

 

 

◆「働くお兄さん!の2!」Blu-ray&DVD発売記念「ティッシュ配りのお兄さん!」@アニメイト横浜店

ちょっと聞いて欲しいんですけど、これも人生初・推しの接触イベに向けてフェイシャルエステに行くという経験をしました。パチパチパチ。あと服を新調したりネイルも行ったしもちろん美容院も行きました。「大好きな溝口くんと面と向かって話せる数秒」だけがモチベーションとなり、ここまで出来てしまうんですね〜!毎日楽しい思いをさせてもらっているだけでなく、推しがきっかけで自分磨きまで出来るなんて素晴らしい!好きな人のためにお洒落したりキレイになる努力するって最高じゃないですか!オタクさいこー!女の子さいこー!

 

まあここまでやったって結局自己満足なんですけどね!(禁句!)気持ちの問題です、いいんです!

 

 

限界ですね。

 

 

◆映画「シュウカツ3」公開記念舞台挨拶 @ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場

「もうお台場とか行かないよ〜遠いし寒いし疲れる〜」などと言っていたくせに気づいたら当日お台場にいましたね。何なら両部いましたね。マイクを持つ溝口くんの手がめちゃくちゃキレイだったことをご報告します。

 

◆「太田将熙2019年カレンダー発売記念イベント」@HMV&BOOKS SHIBUYA

おおたまさきくんてすごいね?!毎回新鮮に驚いちゃうけど!アミューズのラブホリ先輩イケるっしょ…。並んで待ってる間もブース近くなってくるとまさきくんの澄んだ笑い声が聞こえてきまして、それだけでもう癒されました。マイナスイオンすごい。実物目の前にすると、お顔が小せえ!!色が白い!!背が高い!!目がキレイ!!肌がキレイ!!透明感!!という感じで感動の嵐でした。

 

感想がキモい!!!!!!

 

 

何もかもがどうでもよくなりました。

 

 

現場はたぶんこんなもんです!なんだか漏れが発生しているような気がしてならないのですが、また思い出したらしれっと書き加えておきます。

 

そして!!!せっかくなので今年足を運んだコラボや、わざわざ見に行った広告なんかも(少々雑にはなりますが)のせてしまおうと思います!!!!!

 

ツリービレッジコラボ

 

駅構内ポスター

 

新宿ユニカビジョン

 

上井草コラボ

 

アニカフェ

 

カラ鉄コラボ

 

 

 

ふう!ようやく終わりですかね!ここまで読んでくださった方いらっしゃるんですか?えっ神様ですか?ありがとうございます…

 

「ちょっくら行ってみるか〜〜」程度の意気込みだったのは最初の方だけで、溝口くんを見に行けば行くほど、彼の才能や真面目さや人柄に惹かれまくり、ズブズブと沼にハマっていました。「お顔がかわいい!最高!」に留まらず、かわいい顔しておしゃべりクソ野郎呼ばわりされる(しかも言われると喜ぶ)ギャップとか、魚を毎日のように捌き続け、しかも着々と上達していく凝り性なところとか、お芝居に対するプロ意識とか、自分の考えを丁寧に言葉に出来る賢さとか、全部が大好きになりました。

思うがままに舞台やイベントに足を運ぶのはなかなか難しいですが、それでも今年一年を振り返って大満足!と思えます。来年は今年ほど好きに動けないんじゃないかなあとも何となく思ってますが、まあまあ、自分のペースで無理なく応援していけたらいいなと思います。「推し疲れ」は一番よくありません!!!!

来年の溝口くんのますますのご活躍と、さらなる飛躍を祈っております!一年間お疲れ様でした、来年も楽しく応援させていただきます!…といっても本人は来年以降の出演作品の準備で多忙を極めているでしょうね、いやはや…。色々言いましたが心身ともに超健康でいてくだされば祖母はそれでよいのです。いっぱい食べていっぱい寝ていっぱい喋るんだよ。

 

なんだか祖母からの私信みたいになってしまいましたので、この辺にしときます!読んでいただきありがとうございました!

2018年現場振り返り【前編】

どうもこんにちは。年の瀬ですね。

非常に私事ではありますが、本日で溝口琢矢さんを発見してからちょうど一年が経ちました。イェイ!!!!!!

この丸一年、溝口くんのことを考えない日はなかったですし、毎日が本当に楽しかったし、我ながら生き生きしていました。何回「推しと私」語りをすれば気が済むんだって話ですが、一年前にハンサム2017行ってヨカッタ〜〜!!!と幾度となく実感しております。転げ落ちるみたいに加速するどころか加速しながら転げ落ちましたね、ハイ。(元ネタがわかる人は何人いらっしゃるのだろうか)

ということで2018年現場の振り返りを実施したいと思います!過去ツイートやブログ過去記事とともに思い出に浸らせてください!そして当然ながら自己満になりますので、ご了承くださいませ…。

 

過去記事に感想落としているものについては、なるべく割愛したいと思います

◆が溝口くん関連、◇がジャニーズ関連です

 

【2018年1月】

◆1月10日 DearDream 1st LIVE TOUR 2018「ユメノコドウ」@TOKYO DOME CITY HALL

ブログ:20180110 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@TDC - おぼえがき

1月25日 DearDream 1st LIVE TOUR 2018「ユメノコドウ」@Zepp Osaka Bayside

ブログ:20180120 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@Zepp Osaka Bayside - おぼえがき

◆1月28日 映画『シュウカツ2』完成披露試写会イベント @ヤクルトホール

ツアーでも思いましたが、当日券が存在することに驚きました。予定されていた三部すべて残っていたんですよね。かつてのジャニオタこと私、会場到着まで本当に当日券あるのか本気で疑ってました。実際ちゃんとありました。溝口くん(含むドリフェス)に音速レベルでハマっていったのって、こういうチケットの取りやすさとか現場への踏み込みやすさがあったおかげかなーとも思います。

 

【2018年2月】

◇2月2日 喜劇 有頂天一座 @新橋演舞場

◇2月5日 喜劇 有頂天一座 @新橋演舞場

◆2月11日 DearDream 1st LIVE TOUR 2018「ユメノコドウ」@一宮市民会館

ブログ:20180211 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@一宮市民会館 - おぼえがき

◆2月25日 DearDream 1st LIVE TOUR 2018「ユメノコドウ」@パシフィコ横浜

ブログ:20180225 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@パシフィコ横浜 - おぼえがき

ツアーの感想ツイートは以下リンクにもまとめております!フォロワー様限定公開になりますが一応のせておきます!

ツイートまとめ:ユメノコドウ感想自分用まとめ - Togetter

 

【2018年3月】

現場はなかったけれども3/5の発表がありましたね。いや、ホント辛かったな…。

ブログ:「ドリフェス!」の終わりに際して思うこと - おぼえがき

 

【2018年4月】

◆4月7日 劇団アニメ座ハイブリッドー舞台俳優は伊達じゃない!ー @CBGKシブゲキ!!

◆4月7日 劇団アニメ座ハイブリッドー舞台俳優は伊達じゃない!ー @CBGKシブゲキ!!

◆4月8日 劇団アニメ座ハイブリッドー舞台俳優は伊達じゃない!ー @CBGKシブゲキ!!

コメディ?芸人さんとコラボ?わけわからんな?!と思い、ちょろっとしかチケット取っていなかったんですが実は溝口くんの板の上での演技を見るのは本作が初。溝口くんが間近に存在していること、その声量、流暢なセリフ回し、絶妙な間合いなどなど、"役者・溝口琢矢"に感動してしまいまして、結局チケット増やしました。内容もめちゃくちゃ面白かった!芸人さんてスゴイ!何よりもアモン様が可愛らしくて…!殺陣も見られて大満足でした。千秋楽公演は箱が揺れるほど爆笑しましたね…笑いすぎて泣きました。

 

◇4月28日 滝沢歌舞伎2018 @新橋演舞場

 

【2018年5月】

◆5月19日 『働くお兄さん!』Music Selectionリリースイベント「働くDearDream!」@科学技術館 サイエンスホール

久しぶりに5人揃ったDearDream、なんてサイコーなんだ!全員顔が良いし全員トーク力あるしそれぞれの個性のバランス絶妙だし新曲カッコいいし何より全員顔が良い!!!彼らの思い出の地でもあるサイエンスホールにお邪魔できたことも個人的には嬉しかったです。

 

◆5月25日 Coloring Musical『Indigo Tomato』@博品館劇場

◆5月26日 Coloring Musical『Indigo Tomato』@博品館劇場

◇5月27日 ジャニーズ銀座2018 HiHiJets 東京B少年公演 @シアタークリエ

◆5月29日 Coloring Musical『Indigo Tomato』@博品館劇場

感想をブログに落とそうと何度も試みたのですが、なかなか出来ませんでした。それくらい拾いたい要素が、たった5名による120分ないくらいの作品に、いっぱい詰め込まれた素晴らしい作品でした。とにかく音楽が素敵。登場人物も世界観もそれらを包み込む音楽も、すべてが愛おしくて公演期間中は頭から作品のことが離れませんでした。トマトロスは辛かった…。円盤無事に届いてくれてありがとう。公演期間中、人生初・推しに誕生日プレゼントを贈るなどしました…!

 

【2018年6月】

◆6月16日 もっと歴史を知りたくなるシリーズ 舞台「ジョン万次郎」@EX THEATER ROPPONGI

◆6月24日 もっと歴史を知りたくなるシリーズ 舞台「ジョン万次郎」@EX THEATER ROPPONGI

ブログ:舞台「ジョン万次郎」@EX THEATER ROPPONGI - おぼえがき

 

我ながら重い………………。

 

 

◆6月30日 「働くお兄さん!Blu-ray&DVD発売記念 名刺風カードお渡し会 @アニメイト池袋本店

人生初・接触イベントでした…。顔が可愛すぎてわけがわからなくなりました。トミー、お顔が白くて整っていて石膏のようで…ギリシャ彫刻に混ざっていてもきっと違和感はない(?)。そして間近で見る溝口くん、黒目が大きい!きゅるきゅるしてる!客席から遠巻きに見てきた人の視線と意識が、この数秒間においては私だけに注がれている事実の尊さと罪深さよ!!!!!!そもそも空間が狭いのでトーク中も十分距離近いんですよ。頭おかしくなるやろが!!!!!

 

【2018年7月】

◆7月7日 「HANDSOME FILM FESTIVAL 2017」DVD発売記念 ハイタッチ会 @HMV&BOOKS SHIBUYA 

溝口くん来るかなー?と思ったら来ませんでした!都合のいいオタクなのでハンサムと触れ合える(語弊)だけでオールオッケー!私が行った回は翔真くん、広大くん、吉沢さま、神木大天使でした。まじで慈善活動じゃんこんなの…

 

なんか全体的に、落ち着きなさいよって感じですね。

 

【2018年8月】

◇8月15日 Rodgers/Hart @DDD 青山クロスシアター

◆8月15日『宝塚BOYS』@東京芸術劇場 プレイハウス

◆8月18日 『宝塚BOYS』@東京芸術劇場 プレイハウス

◆8月19日 『宝塚BOYS』@東京芸術劇場 プレイハウス

◇8月25日 夏祭り 裸の少年 SUMMER STATION 東京B少年編 @EXシアター六本木

 

【2018年9月】

◆9月2日 『宝塚BOYS』@サンケイホールブリーゼ

ブログ:舞台「宝塚BOYS」teamSKY公演@東京芸術劇場プレイハウス - おぼえがき

こちらも既に記事にしましたが、必死すぎて文体がただのレポート…自分でも読み返す気が起きません。

 

無理だったようです。

 

ロスがきつい。

 

 

 

が、しかし。

 

 

 

 

 

いや行ってんじゃねーか!!!!!!

 

そうなんです。ギャースカ言いながら無理くり大千秋楽行きました。

 

 

うん、そうだね…。

 

 

◆9月9日 歴タメLive〜歴史好きのエンターテイナー大集合!〜第3弾 @EX THEATER ROPPONGI

溝口くんの出演パート、どれくらいかな〜?なんて迷いながら行きましたが超おいしいじゃないの!推し!登場時の紋付き袴カッコよかった〜!ジョン万で父役だった船長こと細貝圭さんと同時入場で泣いた。ヒガゲンかわいすぎて泣いた。万次郎U.S.Aは幻と化してしまいましたが可愛いレベルが突き抜けていました…。ジョン万パートでの朗読も素晴らしかった。声優として培って来た力量をまざまざと見せつけられ、誇らしいったらなかったです。

そう、公演後お見送りがあったんですよね!疲れてるのにありがとうね…。溝口くんには手作りうちわを見せびらかして来ました えっへん。

 

 

 

 

 

 

 

んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん長いな!!!!?

 

自分でもちょっとウンザリしてしまうほどのボリュームなので、一旦区切ります。後編へ〜続くっ(ちびまる子ちゃん風)

 

舞台「宝塚BOYS」teamSKY公演@東京芸術劇場プレイハウス

 

待ち続けた舞台「宝塚BOYS」がついに千秋楽を迎えてしまった。

当初の予定よりもジワジワとチケットを増やし続け、結果として東京3公演、大阪大千秋楽公演の計4公演観劇することに。見逃すのがとにかく惜しくて、時間と金銭が許す限り、彼らの勇姿を見届けたいと思える作品だった。命を燃やしたアツい夏を走り抜けた彼らと、自転車で伴走するような気持ちで(?)私自身も走り抜けた平成最後の夏だった。千秋楽を迎えた今、演者同様もぬけの殻状態である。

ロスがひどいのは素晴らしい作品に出会えた証拠。ということで本作品の感想を以下の通り述べていきたいと思う。どうぞ興味のある部分だけでもご覧いただければ幸いです…

溝口琢矢さんが演じる竹内重雄について

②今回推しのおかげで過去が清算された話

 

溝口琢矢さんが演じる竹内重雄について

ヅカボ観劇にあたって唯一の反省点はお兄さんチームことteamSEAの舞台を拝見できなかったことである。上原竜治さんVer.の竹内と比較が出来ないので。ということであくまでSKY公演に偏った感想になりますがご了承ください。

本読みをしてから配役が決まったというだけあり、竹内は溝口くんが演じるにはぴったりすぎる配役であった。真面目で、物腰が柔らかくて、落ち着いていて、誠実で、向上心があって。何よりもまっすぐな人柄は溝口くんそのものである。そんな溝口くんas竹内重雄に関して個人的グッときたポイントを大きく2点に分けて述べる。

その1:歌って踊るのが楽しくてしょうがない。楽しくなると周りが見えなくなっちゃうキュートな竹内さん

・序盤、男子部の稽古場に初めて立ち入り、あらゆるものに興味を示す。メトロノームを動かし、自分もリズムに合わせて揺れてみる。ひとりで。かわいい。

・歌の稽古シーン。徐々にコツをつかんで歌うことがより好きになっていく様子がうかがえる。周りの状況なんて関係なし。楽しくなっちゃってビブラートをひとり響かせる。歌うことがやはり楽しくてたまらない、「好きだから歌いたい」という竹内のピュアさも感じられた。

・ダンスレッスンのシーン。最初は星野の後に必死に食らいつき、とにかく真似をしている。しかし段々と楽しくなってしまい、集団からひとりはずれて舞台袖の方へピョンピョン跳ねていってしまう。ここが本当に楽しそう。「なんて楽しいんだ!」と気づいた瞬間の表情に、見る側も多幸感で満たされた。

・男女合同公演の台本を受け取り、嬉々として練習を始める男子部の面々。女性役に自信満々で立候補し、完璧にマリーを演じる琢子…じゃなかった竹内。可愛いさの次元がちがう。乗るときは乗るチャーミングな竹内。

・同じく稽古中。上原さんと一緒にイスと上履きで公園の花を表現しとにかくこれが花だと主張する真面目コンビ。可愛い。わかったよ君らが言うなら誰がなんと言おうとそれは花だ!!!!!!!!あとマリー役をおばちゃんに奪われてやる事がなくなった結果ちょうちょ役に徹するコミカルさ。おもしろかった…

その2:人一倍穏やか、一方で人一倍真っ直ぐで熱い竹内さん

・男子部から2名選抜で大劇場に出演することが決まったシーン。選抜から漏れた竹内はあからさまに表情を曇らせる。眉間にしわを寄せ、重たい空気をまとったまま、隅っこで稽古着から私服へと着替える。(ひとりモソモソと着替える竹内をイケナイと思いつつもがっつり見つめてしまう。背徳感ヤバい。普段から露出はめったになく、膝すら確実に守られ続けてきた彼の着替えシーンはどうしてもね…見てしまいますよね…)(ちなみにタンクトップ姿なんて完全にイケナイものを見てしまった気持ちに。なにせ日頃彼の膝すらめったに見られませんからね…そろそろ黙ります)

あまりの悔しさにベストを後ろ前逆に着ちゃうほど。

・物語前半、他人の生い立ちや生き様についてケチをつける星野に反論する竹内。驚く男子部のメンバーをよそに、「美しいものは美しいと僕は思いたい。」「戦争だったんです。誰もが望まない場所に居るしかなかった。」と星野の前に歩み出て対峙する竹内。星野が去って少しあと、「きれいなものはきれいだ!!」と叫び、やりきれない思いを外へと吐き出す。(そして長谷川は水をこぼす)

序盤で竹内は、戦争中は満州で過ごしていたと語る。そこで上官に戦争について尋ねられ、「戦争は嫌いです」と正直に言ったため、顔の形が変わるほど殴られ、重営倉に入れられたのだと。真っ暗な重営倉の中で、「ああ、ここで死ぬのか」と思っていた矢先、終戦だったと。自らの価値観を曲げず、正直であったがために散々な思いをしたはずである。けれども彼は権力に屈することなく変わらず「美しいものは美しい」という信念を貫こうとしている。なんて屈強な精神の持ち主だろう。華奢な好青年という見た目や、コメディパートでのキュートでチャーミングな振舞いからは想像もつかないほど、彼の精神力は頑強で、その魂は真っすぐなのだ。しかしそれでも新たな時代を、自分なりに生き抜こうとする姿勢はしなやかですらある。

・何年経過しても男子部の動きに進展が見られない。不安に耐えかねた竹内は池田さんに説明を求める。池田さんに何を言われても臆することなく「当たり前の権利を主張しているだけです!」と詰め寄る。ただ穏やかなだけではない、自分が正しいと思う感覚に正直であり、納得のいかない場合には黙っていない、彼の内なる熱さが垣間見えた。(一方で、上原になだめられれば冷静になるのも早い。熱くはなるが独りよがりでもない。竹内の良いところだと思う。)

・ラストシーン、男子部の解散を告げられ涙を流したり、膝から崩れ落ちるメンバーもいる中、竹内は何も言わずに立ちすくんでいる。しばらくして、「小林先生は、僕たちのことについて何か?」と穏やかな口調で池田さんに尋ねる。池田さんが首を横に振ると、一変して力強い声で「小林先生に会わせてください。」「小林先生に、僕たちの気持ちを直接伝えさせて下さい。」と。特に大阪公演9/2に関しては、この語気の切り替えに鳥肌が立つほどだった。静→動、柔→剛への切り替えがスゴイ。それは無理だと諭す池田さんにつかみかかり、「殴られてもいい!重営倉に入れられてもいい!」とこれまでにないほど荒い口調で懇願する。が、池田さんの態度から無理だと分かると「僕たちが過ごしてきた時間は何だったんですか」「僕たちが懸命に生きた時間は…」とボロボロに泣き崩れ、地面に突っ伏してしまう。これほどまでに態度を乱した竹内は見たことがなかった。その切実さに、こちらも自然と涙を流すほど。理不尽で納得のいかないことを受け入れることは、真っすぐな彼にとってどれほど辛いだろうか。それでも重たい空気を打ち砕こうと、涙ながらに歌い始めるのもまた彼なのだ。

 

(圧倒的に「その2」の方が文量多いというご指摘は甘んじて受け入れます。2点に分けた意味あまりなかった…)


■推しのおかげで過去が清算された話

過去記事をご覧下さった方におかれましてはご存知かとは思いますが、私は溝口沼に堕ちるまではジャニーズのファンでした。

毎年夏に「PLAYZONE*1」という名の舞台が上演されていた。こちらは1986年〜2008年まで少年隊が座長として続けてきた作品であり、2010年からは座長が今井翼さんにバトンタッチ。2011年より「PLAYZONE SONG&DANC'N」へリニューアルされ、ストーリー性が省かれた、その名の通り歌とダンスをひたすら魅せるショー形式となった。私はこのSONG&DANC'Nが大好きだった。座長や振付助手の屋良朝幸さんを筆頭に、出演者たちはまさに"魂"で踊る。舞台への熱い思いと、それを証明する汗がほとばしる素晴らしい作品だった。2009年頃から細々と、影ながら応援していた仲田拡輝さん(現:百名ヒロキさん)が初のユニット入りを果たしたのも、この作品がきっかけだった。かつてマイケル・ジャクソンの振付を担当した経験があり、若き少年隊にエンタメのいろはを伝授したトラヴィス・ペイン氏が、仲田くんを始めとした若いジャニーズJr.たちを指導しているという事実が、何よりも眩しく未来を照らしていた。

そしてこの作品の毎年夏の開催は、ファンにとっても出演者にとっても年に一度のお祭りであり、思い入れの強い、大切な作品だった。

それが2014年、青山劇場閉鎖に伴う上演終了を発表。2015年の年初め、1ヶ月間の特別公演をもって、惜しまれながらもその歴史に終止符が打たれた。

劇場を変えて上演を続けられなかったのか。

どんな形でもいいので、翌年からも続けて欲しかった。

どことなく納得感の無いまま、無理矢理に幕は閉じられた。 

 

前置きが長くなり過ぎたが、「宝塚BOYS」の2018年公演が発表され、その概要が判明するにつれて、わたしはこのPLAYZONEと宝塚BOYSとを重ねた。

PLAYZONEにおける目玉的な演出のひとつに、エンディング時にライトが散りばめられた豪華な大階段が登場し、タキシード姿にステッキを手にした出演者たちがその上で踊るというものがある。

過去の宝塚BOYS公演を調べると、上記の光景と酷似した画像が見つかるではないか。当然期待値は高まった。

いざ観劇に行くと、まずレビューの雰囲気や演出がやはり酷似しているように思えた。大階段の上でリズミカルにステップを踏む7人。青山劇場の大階段で、流れるように移動し、ステップを踏む20数名の光景がフラッシュバックした。ジャケットを脱いで中塚さんのソロダンスから始まる演目は、ボレロというジャンルだろうか?あの雰囲気が、PLAYZONEの演目にあった「アンダルシアに憧れて」を想起させた。こちらはフラメンコということで、スペイン繋がりというだけだが…。ヅカボの皆さん、そのまま踊って下さってもいいのですよ…。

レビューはもちろんのこと、作品一本を通して出演者たちが注ぐ熱量がPLAYZONEを彷彿させた。PLAYZONEの当時の出演者たちは、毎年夏をそれに捧げていたし、作品自体を大変愛していた。宝塚BOYSの面々も同じだった。6月の稽古から9月初頭の千秋楽まで、たくさん悩んで汗をかいて、怒涛の日々を過ごしてきたことだろう。そして彼ら一人一人がこの作品を、自分のキャラクター、自分以外が演じるキャラクターを、心底愛していた。この熱さが私にとってはPLAYZONEに匹敵していたし、むしろ超えていたと言っても過言ではないだろう。

真夏の日光に照りつけられ、蒸した空気をかき分けて劇場に通う感覚も久しぶりのことだった。「夏に劇場に通う」という記憶が上書きされた気がする。通うというほどの数でもないけれど。

戦後を生きた宝塚男子部の彼らに感情移入し涙を流すことで、私の心も浄化されたようにも思える。

 

とにもかくにも、宝塚BOYSという作品に出会えたおかげで、私はまた推しの凄さを思い知った。彼の頑張りのおかげで、彼が演じるキャラクターを大好きになった。そして他の登場人物に対しても同じである。9名が9名とも、人間味に溢れていた。良いところもあればちょっぴりダメなところもある。全てがまるっと愛おしかった。宝塚男子部という影の存在を知り、これまで触れたことのない名曲に心を打たれる経験をした。さらにかつての少しだけ悲しかった思い出を上書きすることさえできた。

毎度同じ文言で記事を締めくくっている気がするが、今回もまた溝口くんありがとうの気持ちでいっぱいである。宝塚男子部の皆さん、ありがとう。いつかまた会えますように。


とりあえず円盤早よくれ~~~~~~~~~~~~~~!!!!

*1:PLAYZONE」について、詳しくはこちら

PLAYZONE - Wikipedia

舞台「ジョン万次郎」@EX THEATER ROPPONGI

偉大なる我らが推しこと溝口琢矢さま、記念すべき初主演舞台作「ジョン万次郎」を観劇して参りました。思うことは山ほどあるが、個人的初日(6/16マチネ時点)に観劇して特に印象深かったポイント4点に絞って感想を述べさせてほしい。

 

まず1点目。

二幕、万次郎と勝海舟が出会い、万次郎の「頑張りまぁす!!!」に謎の指導が入るシーン。

 

 

いや何回やらせんねん!!!!

 

 

 

と突っ込まざるを得ないほどしつこくやり直しを受ける万次郎。完全にいいオモチャである。そのうち「舞台の端から端まで走って助走つけてから頑張りまぁす!だ!」というこれまた謎指示が出されるがこれにも万次郎は忠実である。

 

あの走りづらそうな足袋(?)で、万次郎、もとい溝口くんはガチ全力ダッシュ

 

あまりの懸命さと指導への忠実さと、転ばないか心配なのとで万次郎への感情なのか溝口くんへの感情なのかわけがわからなくなったが、とにかくいじらしさに全私が泣いた。

 

次に2点目。

お鉄を嫁にもらい、仲睦まじい家庭を築いた万次郎。しかしお鉄は万次郎を残してあの世へ旅立ってしまう。舞台上では、お鉄は倒れて万次郎にもたれかかり、二度と目を覚まさないことでこの事実を演出している。暗転すると、溝口くんがお鉄ちゃんこと山下聖菜ちゃんをお姫様抱っこしてはけて行くのだ。

 

 

 

 

 

もう一度言います。

お姫様抱っこをしてはけて行くのです。

 

 

溝口くんのおたくの皆さまからすれば、「俺たちの推し、男性陣に囲まれるとひときわ華奢だし細いし細いし女の子みたいな可憐さだしいやあホント尊いよね、存在が罪!(©︎おっさんずラブ)」っていう感じのはずだが、

 

 

女の子を!!抱き抱えられるんだ!!!

溝口くん!!男の子だった!!!!!!!!

 

 

ドリフェスのときのアイドルモードとはまた別の、生物学的なオスみを感じた私、これが自宅でDVDを見ているだけならば壁に頭打ちつけてた。それくらい人知れず興奮したのであった。

 

 

続いて3点目。

物語は終盤、官軍が江戸へ攻め込む計画を止めに入る勝海舟。一向に聞き入れない薩摩藩士たちのもとへ、後から駆け込んで来たのは万次郎であった。

 

万次郎は、自分のやってきたことは間違っていたのだろうかと自問自答しながらも、これまで出会ってきた人々の思いを、一切無駄にすることなくぶつけていく。

 

これほど長い台詞を一人で言い切る人、正直初めて見ました。

 

単純に私自身の観劇経験の浅さゆえとも言えるが、いやしかし、彼は本当に凄かった。こんな陳腐な言葉の羅列で称賛することも申し訳なくなるくらい。

 

 

溝口琢矢くんは、完全にジョン万次郎だった。万次郎自身の半生を振り返りながら、出会った人々が彼に与えてくれたもの、彼が成し遂げたかったことを必死で訴え壇上に立つあの青年は、確実に万次郎だった。彼の切実な思いも、大切な人たちを失ってきた悲しみも、叫び声も涙も、万次郎のものだった。

 

 

気づくと私は、万次郎の気持ちに感情移入したのと、溝口くんの演技力に感動したのとで、涙が止まらなくなってしまった。終演後も涙を垂れ流しながらEXシアターを飛び出しました…

 

 

最後に4点目。

舞台の幕が開けてまず思ったこと。

 

「ジョン万次郎、まんま溝口琢矢じゃねーか!!!!!!!」

 

とにかくおしゃべり。よくしゃべる。何に対しても好奇心旺盛で、様々なことを自分ゴトとして捉え、学びとろうとする。共演者の方々もインタビューなどで仰っているが、万次郎と溝口くんのピュアさや素直さ、学べること全て吸収しようとする貪欲さ、誠実さはとてもよくリンクしていると感じた。この舞台、溝口くんに万次郎を当て書きしたのでは???

 

あと溝口くんのビジュアルも大いに活かされていたと感じる。ほかの男性陣と比較してとりわけ小さく細い溝口くん。メリケンの父ことホイットフィールド船長の腕の中に小さく収まっていて、息子感がすごかった。謙虚で横暴さが一切ない万次郎は、メリケン帰りということで城に呼ばれたり役人に会ったり武士になったりと普通なら経験できないシチュエーションに終始ドギマギしている。それを表現するのに、溝口くんの小ささ、細さはぴったりだった。恐縮して小さくなっている万次郎。うん、適役。

 

 

 

溝口琢矢さん、なんて素晴らしい役者さんなんだろう。贔屓目と言われてもなんでもいい。演劇や芝居に関してど素人なりの意見ではあるが、溝口くん自身の演技力の高さに加えて、彼のお芝居に対する誠実な姿勢が、彼をより魅力的に感じさせるのだと思う。人としての素晴らしさが、役者としての彼をより魅力的に仕上げているように感じられる。

 

今年に入って見届けてきた、溝口くんが演じた数々のキャラクター。どれも同じ人が演じていたとは思えないくらい、それぞれが私の(もちろん私だけでなく、きっと舞台を見てきた多くの人々の)心の中で生き続けている。

 

アモン王子も、マモルくんも、万次郎も、そしてこれから彼が演じるあらゆるキャラクターも。一人一人が愛おしい存在として、私の中で生き続けるのだろう。

 

 

溝口くん、もっと大きな舞台で、というか舞台に限らず、色々な場で活躍して欲しいと思った。才能ある役者の方々と、たくさん共演を重ねて、たくさん場数を踏んで、もっともっと素敵な役者さんになって欲しい。もっと色んな活躍を見せてほしい。欲深い私はそう考えてしまった。


また溝口くんのおかげで幸せな気持ちになれた。やはり推しにはいくら感謝しても足りない。

「ドリフェス!」の終わりに際して思うこと

 

(まず、私自身ドリフェス3次元寄りのファンなので3次元の比重大きめで文章が書かれていることをご了承下さい。そして少々長いので番号を振ります。飛ばして読んで下さっても構いません。)

 

(また多くのファンの皆様が、それぞれの思いを綴った文章を書かれていると思います。全て読んで自分の考えを中和したい気持ちがある反面、意見を引っ張られやすい人間でもあるためまずは今思ってることを吐き出します。従って少々おかしなことを言っている可能性がありますが、そちらも温かく見守って頂けますと幸いです。)

 

①3月5日

②推しとドリフェスと私

③ジャニオタに見て欲しい、アニメ「ドリフェス

④「終わり」を受けて思うこと

  

①3月5日

3月5日、ドリフェス愛する人たちにとってある意味忘れられない日になってしまった。

生配信が始まり、壮馬が「アプリ配信とアニメ放送の終了に伴い、僕たち3次元の活動もここで区切りをつけることになりました」と語った。生きた心地がしなかった。本気で聞き間違いだと思った。一瞬言い澱みながらも淡々と、私たちに向けて語る壮馬のあの姿を思い返すだけで、今も胸が苦しくなる。(だいたいかわいい孫の姿を見ただけでこんなトラウマみたいな気持ちにさせる演出が腹立たしい。本人たちが考えたものなら許すけど。)

「色々なことがあった」と振り返るメンバーだが、正直何も頭に入って来なかった。もはやあの映像については思い出したくもないくらいだ。(なんか「武道館で葡萄感」とか言ってたな…突然思い出した…)

活動終了に伴い、武道館でのファイナルライブと4タイトルリリースの決定が告げられた。特に"武道館"というワードを聞き、はじめて涙が出た。おそらく、現実を受け止め切れていないため悲しい感情が追いついて来ず、嬉しさが勝ったからである。この時はとても嬉しかった。路上でのドリカ配りから始まった子たちが武道館のステージに立つまでにのし上がってきたのだ。その軌跡をわずかながら見守れたこと、またサイコー超える瞬間を見届けられることに純粋に喜びを感じられた。

 

②推しとドリフェスと私

ドリフェスと私」とタイトルをつけたからには、ここで私もドリフェスとの出会いを軽く振り返ってみたいと思う。

 

そもそもの入り口は3次元だった。私は元々ジャニーズのタレントがずっと好きで、関ジャニ∞やV6、ジャニーズJr.(9人体制の頃のTravis JapanThey武道宇宙Six)などを応援してきた。が、2017年のある日、Twitterを開いたとき「HANDSOME FILM FESTIVAL2017」開催決定のニュースがふと目に止まった。そして私は思った。

「歌って踊る神木・吉沢、超見たくない…???」

そして参加したこのハンサム2017で、私は溝口琢矢くんに心を奪われてしまったというわけである。

 

○詳細は前記事で述べているので割愛。よろしければご覧下さい。「推しと私」語りです。

20171225 HANDSOME FILM FESTIVAL@TDC - おぼえがき

 

そしてこの若手俳優が何やら2.5次元アイドル的なもののメインキャストであるらしい。どうりで歌や踊りに光るものがあった…!ハンサム終了後、一晩中溝口くんについて調べ、そしてドリフェスを知った。

 

溝口くんを生でもう一度見たい一心で、翌日にはツアー東京公演のチケットを購入した。ジャニーズに飼い慣らされている身としては、興味を持った段階でチケットの一般発売が行われている環境のありがたみがヤバかった…。

(ジャニーズの場合、「今こんな公演やってるんだ!行ってみたいな~……あっチケットは完売済…そうですかそうですよね…」となるパターンがほとんどである。)

そして初参加の東京公演。これがめちゃくちゃ楽しくて、すっかりドリフェス沼に浸かってしまった。

 

○東京公演の感想はこちら。メンバーの第一印象や私なりに感じたDDの魅力について。

20180110 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@TDC - おぼえがき

○大阪公演ではKFを初めて見る。またその魅力や感想。

20180120 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@Zepp Osaka Bayside - おぼえがき

○愛知公演。将熙くんのロングMCで泣いた話。

20180211 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@一宮市民会館 - おぼえがき

 

私は本来「ブログ書くのめんどくさいなー」と思う人間である。それが、公演ごとに感じたことや思うことがたくさんあって、それを残したいという思いに駆られることは、我ながら本当にめずらしいことだった。ちなみに 公演終了→メモ帳に記憶に残ること書き殴る→Twitterに思い出した順に書き殴る→後日日記帳に長文で感想書く→それでも書き足りないことをブログに残す

という流れを今ツアーでは繰り返していた。これほど「書き残したい」欲を駆り立てるのは、今のところドリフェスだけである。

 

③ジャニオタに見て欲しいアニメ、「ドリフェス

それから、アニメを貪り見る日々が続いた。

1、2期と続けて見た感想は、これはぜひジャニオタに見てもらいたい。ということ。

 

1期を見始めた頃は、正直なところ「現実はそんなに上手くいかないよ…!」と身も蓋もないことを思ってしまった。どれだけ努力しても報われないジャニーズ研修生たちのことを思い出してしまったからである。でも視聴を進めていくうちに、「アイドルとは何か」「仲間とは何か」を問い続け、自分の気持ちを確かめながら前へ進んでいく奏たちの姿に、すっかり胸を打たれた。ジャニオタというか、もはやジャニーズJr.の皆にこれを見て欲しい!燻っているYOU達の心に、きっと響くものがある!

そして2期でDearDreamの面々がぶつかるアクシデントの数々は、実際に起こり得るものも多かった。特に10話~11話に関しては、現実に私も目の当たりにしたことのある状況と類似しており、当時の記憶を思い出してウルっときた。まさにShow must go on精神。(=ジャニーズの舞台で頻繁にメインテーマとして掲げられる標語的なアレです。)

 

そして奏たちが所属するDFプロダクション社長、ショウ四ツ葉氏は完全に某ジャ○ー喜多川氏を想起させる存在である。同様に、DFプロの伝説のアイドルとされる三貴士、これも完全に某少○隊だ。三貴士解散騒動の際の、アニメの中での世間の動揺やお通夜のような雰囲気は、少し前にジャニーズの大御所、某SM○Pの解散が報じられた後の日本と様子は同じだったではないか。もちろん今更騒ぎ立てることではなく、アニメ放送当時にとっくに話題にされていたことではあるだろう。とにかくこのように、(もしかするとこれ以上の)J事務所オマージュとも考えられる設定を見つけていくのも楽しみ方の一つだと個人的に思う。

 

そしてこれはファンのどなたかがTwitterかブログで発言されており、たしかに!と思ったことだが、アニメ「ドリフェス」には本気で性悪な登場人物がいないのだ。ドリフェスを視聴すればするほど心が浄化されるような気持ちになるのは、このためでもあるだろう。

 

何より、3次元との連動がアツい。こちらも他のファンの方々が各所で語られていることであり良記事がたくさん存在するので今更私が語る必要はあまりない。ので簡単に。

まず3次元のキャストが2次元のキャストをそれはもう愛しており(センターである壮馬は自身が演じる奏を「息子」と形容していた…)、彼らは一心同体で活動するのだが、彼らも意図しないところで3次元と2次元のキャストがリンクして見える瞬間があるのだ。例えば、ライブのMCでファンに向けて感謝を語る壮馬。彼が語るのは「石原壮馬」としての言葉だが、「天宮奏」の言葉にも聞こえることがある。奏も言いそうな言葉というか。そういう神秘的とも言える瞬間を目撃してしまったが最後、この5次元アイドルの魅力から二度と目を話すことは出来ないのだ。

 

④「終わり」を受けて思うこと

そもそも、終わりの兆しは誰もが感じていただろう。私自身、勢いだけで地方公演まで足を伸ばしたのには、プロジェクトの終わりの匂いを嗅ぎつけたからという理由があった。年が明けたばかりの頃、「2次元と3次元が連動してるからこそ、どちらかが倒れたら終わりだと思う。見に行けるうちにたくさん見ておきたい。」と周囲の人達に話をした記憶すらある。

そのことを、DDKFを好きになればなるほど、ドリフェスというコンテンツへの愛が深まるほどに、忘れてしまっていた。というか、考えないようになった。「もっと彼らを見ていたい」「もっとサイコー超えた景色を見せて欲しい」という思いが増していったからだ。

だからこそ、ツアーオーラスである神奈川公演の終了後、私は終わりを若干感じ取りつつも、いやいやこんなところで終わらないっしょという前向きな気持ちを書き綴ったのだ。

○神奈川公演。「終わってしまうんじゃないか」という危惧を吹き飛ばすくらい楽しかったステージの話。(けど、今振り返ってみると楽しすぎて切ないくらいだったとも思う。達成感に満ち溢れた、キャスト陣のやりきったという表情はどこか寂しそうにも見えた。もちろん今思えば、の話。)

20180225 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@パシフィコ横浜 - おぼえがき

それでも、終着点が決まってしまった。とにかく終わりが悲しくて、彼らを応援し続けたかったのにそれが叶わないことが辛くて、なかなか受け入れられなかった。しかしどうも自分の感情が複雑である。どこかモヤっとする。それはなぜかを考えてみた。

 

自問自答の末、私はキャストそれぞれの、「個人」としての本音を聞きたかったのだと気がついた。

彼らにとって、ドリフェスは"仕事"のひとつだと言える。話は生配信に戻るが、「ファンへのお知らせ」と銘打った場で、自分勝手な発言は出来なかったのかもしれない。

とはいえ、もっと彼ら自身の言葉を聞かせて欲しかった。たとえ結末が変わらないとしても、「正直、もっとやりたかった」と言って欲しかった。

反対に、彼らが早くからこのことを知らされていて、既に気持ちに折り合いをつけられているなら、それはそれで言ってほしかった。あまりにも台本通り、事務的に感じられて、寂しさが余計に膨らんでいるように思う。

あるいはこの決定が彼ら自身のためでもあると納得しているなら、それも伝えて欲しかった。そうであるなら、今まで好きだったものが欠けた生活に順応する努力は、いくらだってできる。

あとは彼ら自身がどう思っているのかがわからないと、華々しい「終わり」に向けて気持ちをシフトチェンジしていくべきなのか、それとも終わらせないでくれ!という要望を各所に送り続けてジタバタするべきなのか、イマイチわからないのだ。

彼ら自身の気持ちが見えなくて、とても不安だ。視界が真っ暗なまま、「武道館」「新曲」「アルバム」というワードを手探りでそーっと探している感覚。

ツアーの感想を述べる際にも何度か同じことを書いたが、ドリフェスキャスト陣の魅力のひとつに「ファンとの心理的距離を近くあろうと努力してくれる」という点があげられる(と私は考えている)。

いつもそばにいてくれたDearDreamが、KUROFUNEが、今はとても遠くに感じられて仕方がない。

契約やプロジェクトの計画のためと言ってしまえばそれまでである。きっと私の想像も及ばないような大人の事情があるかもしれない。しかしそれでも、ドリフェスは人の心を大きく動かすコンテンツである。多くの人を「明日へ連れて行く」ことができる。そう簡単に終わらせて欲しくないという気持ちが、どうしても強い。

2次元と足並みを揃えるという意味では、たしかに綺麗な終わり方だろう。でもやはり本音は、こんなに大好きで、あんなに楽しかったのだから、もっともっと見ていたかった。

これだけ多くの人々が胸を痛めて、涙を流している。ドリフェスの終わりがもたらす悲しみは、こんなにも大きい。

私の場合、ドリフェスへの入り口は3次元であった。だからこそリアルのDDKFのことばかり心配している節はある。それを前提に言わせて欲しい。私はとにかくキャスト一人一人を大切にして欲しいのだ。少々早すぎる終わりを、彼らはどれだけ悲しんだだろう。せっかくスキルアップして、今後さらに飛躍出来たはずなのに、あんなに楽しそうだったのに、どれだけ悔しかっただろう。

そしてファンに向けて初めて終わりを(自分たちの口から)告げ、それによって悲しむファンを思い、どれほど胸を痛めているだろう。(全て私のエゴまみれの推測であることは大前提ですが)

何より驚くべきは、(これもあくまで推測に過ぎないとはいえ、)ツアー前、あるいはツアー中に終わりが決定されていた可能性があるということだ。もしわかっていて、わかったうえで、あれだけ多くの人の心を満たすステージを作り上げていたのだとしたら、彼らの努力と才能に頭が上がらない。

 

再三申し上げるが私はいかんせんリアル寄りのドリフェスファンである。それでも、アニメも大好きだったし何度も見て笑ったり涙を流した。3期はまだかとワクワクしていた。アプリも、苦手なりにコツコツと進めてきた。(私はリズムゲームがめちゃくちゃ苦手です。下手です。)普段なら速攻で諦めて投げ出すところを、どうにか食らいついてきたのだ。ドリフェスだから。とかくアプリに関してはひたすらに不完全燃焼である。5月まで頑張るけど。

2次元でも3次元でも、どれでもいい、せめて何かひとつでもいいからその存在を残して欲しかった。そうすれば、何かがきっかけで、またひとつずつ戻って来ることがあるかもしれないと希望が持てただろう。

 

まとめると、

・自分の正直な気持ちとしては、DDKFのパフォーマンスをまだまだ見たい。全く諦め切れない。

・今後のことはさておき、キャストの本心を知りたい(でないと自分がどうするべきかわからない)。

・どうかキャスト自身が納得した結果であって欲しい。

・もうとにかくキャストに元気で笑っていて欲しい。

・2次元3次元問わず、私も要望(各コンテンツのアーカイブ化/コンテンツ存続 等)を出したい。出す。

 

 

もし、本当にこのまま終わってしまうのだとしたら。これはTwitterでも呟いた内容だが、「Special YELL!」の歌詞の一部に関して思ったことがある。

「ずっと先の未来から見ればほんの通過点だよ」と彼らは歌う。

そう、彼らはまだまだ若い。ドリフェスによって成長し、得てきた強みを活かしてこれからどんな活躍を見せてくれるのだろうと考えたら、ちょっとだけ前向きな気持ちになれた。

今は本当に本当に寂しいが、いつか笑って振り返ることが出来たらいいなと思う。


なかなか長文になってしまったが、私はとにかく彼ら自身の心配をしている。そしてこれが行き過ぎた心配であることを祈る。予想に反して、今日も彼らがどこかであっけらかんと笑っていてくれてることも。