20171225 HANDSOME FILM FESTIVAL@TDC


いわば、「(クソ)ジャニオタ10年選手がたった数日でアミューズに転がり落ちた話」。

 

あるいは「(クソ)DD*1女、とうとうジャニ外に推しを見つけるの巻」とでも言えよう。

 

結論から申し上げると、初参戦のハンサムで溝口琢矢くんを見つけてしまった。

 

事の始まりは2017年秋。毎年恒例のアミューズ主催ファン感謝祭、「ハンサムフェスティバル」が今年も開催とのニュースをキャッチ。しかもクリスマス公演が含まれているではないか。この数年クリスマスは一人映画や一人ライブ参戦などして過ごしていた。もちろん望んでそうしていたのだが、数年に一度くらいは楽しげなイベントに参加するというクリスマスを思い出としたいものである。しかもイケメンがわんさか出演、目の保養になること間違いなし。ということで即効で友人を誘い、一次先行抽選に応募。無事に25日夜公演のチケットを確保した。

 

そして来る12月25日。初参戦の分際で大変申し訳ないのだが、当日を迎えるまで神木隆之介さんと吉沢亮さん、小関裕太さんしか認識しておらず、その他の出演者の皆さんに関してはお名前を聞いてもまったくピンとこなかった。下調べゼロ、しかし「♡神木♡」うちわはチャッカリ手作りして持参。楽しむ気だけは満々な図々しい奴である。

 

TDCという小さめな箱、かつアリーナど真ん中指定席ということで視界良好。ご機嫌でいざ開演。ハンサム出演者たちを紹介するOP映像が流れる。

これが自分でも驚いたのだがめちゃくちゃテンション上がる

 

繰り返すが、神木吉沢(あと小関くん)以外の皆さまは全くもって初見である。ところが12人のイケメン達の表現力とVTRの演出力とが上手いこと相互作用し、初めましてな若手俳優の皆さん一人一人にギャースカ叫んでしまった・・・早くあれをもう一度拝見したいのでアスマートさん早急に円盤の発売を・・・

 

OP終了。映画部の部室と見立てたステージ上に部長役神木くん(待ってました!)と副部長役のもう一人登場。

 

この時私は想像してもみなかった。イベント開始時点で名前も存じ上げていなかったこの「副部長役のもう一人」のために、年明け早々ツアー各都市追いかけるほどハマってしまうなんて・・・

 

自分が映画の登場人物になれるという不思議な8本のフィルムを発見した部長と副部長。しかし部員たちはその力を全く信用しようとしない。それならばと試しに1本目のフィルムを石賀・金子コンビに持たせ、二人はドアをくぐる。

 

こんな調子でミニ芝居(というかコント)→ショートフィルム上映の流れを繰り返していく。近頃都内を中心に散見される映画館での「発声上映」もこんな感じなのだろうか。手を叩きながら大声で笑ったり、ハンサムたちのキメどころには黄色い叫びをあげ、隣の友人と「怖い!!!泣」と言いながら手を握り合う瞬間さえあって、今までにない体験を存分に楽しんだ。各フィルムが世界的に有名な名作のパロディである点もニクい。

 

イベント開始から小一時間経過したところで私は気づき始めていた。それまで当然のように神木→吉沢→神木→神木→他のハンサム→神木→他のハンサム→吉沢といった調子で忙しく動かしていた目線が、無意識にある人物を追い始めていた。

それが溝口くんだったのだ。

副部長という役柄上、部長の神木くんに目線を向ければ自然に視界に入り込んでくるポジションに常に立っていた。

 

なんとなく、タイプの顔だなとは認識していた。『学園のゴースト』は太田くん溝口くんペアで出演。開始早々に顔が好きだと認知していたのでワクワクしながら鑑賞。かつて男にフラれて学校で自殺したという女子生徒、「まきこ」に身体を乗っ取られる役を溝口くんは好演した。その振り切りっぷりに彼らの本業が「役者」であるということを再認識させられた。まあほとんどコメディなシナリオなのだが、そのコメディを迫真の演技で魅せる二人の役者根性に脱帽。ただのイケメンじゃなかった。

この『学園のゴースト』を見ることで溝口くんをしっかり「顔が好みで、茶髪ふわふわパーマの人」と覚えた。

 

そこからである。

先程の視線を動かす順番に「溝口」が加わった。

 

終盤のコントでは、溝口くんの体型が大変好みであることに気づいてしまった。

今思えば、これがマズかった。

彼は無意識な立ち姿にも魅力があって、例えば片足に重心を預けて腕を組み、片手は顎に添えるという何てことない所作ですらかっこよかったのだ。一発芸を求められ奮闘するメンバーを横から見つめ、スポットライトが当たらない場所で笑いを堪えるという、ごく自然な様子にくぎ付けになってしまった。

おまけに神木くんとコントの流れを回す回す。『真夏のような夢』に登場した惚れ薬がステージ上に(しかも何本も)登場し、いくつものペアのBL劇場を目撃することとなった。BL演者に指名された神木くんをかばい「部長にそんなことさせられません!!」と自ら体を張る溝口くん。しかしその後守ったはずの神木くんから指名を受けBL劇場再参加。「部長さっき僕守りましたよね??」と詰め寄るオチつき。おもしろかった。

 

そんな感じであらゆるアイテムを召喚し、メンバーを動かしまとめ、神木くんをサポートするかたちで進行をする姿に完全に「デキる人」称号を心の中で差し上げていた。

 

とはいえ今回ハンサム参加の決め手となったのは、かねてより私のミーハー魂を掴んだり離したりを繰り返してきた神木・吉沢二大国宝をしっかり目に焼き付けるという目的である。

 

フィルム・コントパートが終了し次に始まったのはライブパートであったが、ここで神木・吉沢を比重大きめで視界に入れる。「THIS IS THE TIME」などの楽曲をナマで見られてとても満足。自前の100均サイリウムを振って大いに楽しんだ。

 

それにしても、ここでも溝口くんは視線泥棒なのだ!!!!

 

神木・吉沢の合間に視界に入れる溝口くんは、表情から気が抜ける瞬間がない。終始観客に向けて「溝口琢矢」を魅せているのだ。そのうえ踊りが美しい。手の先まで神経が行き渡っていて、腕を左右に振るという簡単な動作ですら美しくキマっている。

それに加えて、ずっと元気に動き回っているのである。客席の煽り担当も彼だった。

そしてつい先程まで子犬のようなお顔でコントをしていたのに、歌って踊る彼はどこか野性味に溢れている。(この野性的な印象はのちにドリフェスライブにて覆されるが)

 

きわめつけは、最後の挨拶である。HFFTシャツ(七分袖!!白!!)が溝口くんに似合うことといったら!たぶんハンサムの中で一番似合っていた。という贔屓目。

 

順に挨拶を述べていくのだが、どうも皆のマイクの調子が悪い。ドセンに立っていた溝口くんがスタッフに呼ばれて捌けていった。

しばらくして戻ってきた溝口くんは「僕の汗がすごくてマイク調子悪くなっちゃったみたいです」なぜならこコーナーでのMCという大役を任されていたからだそう。「本当に緊張している」と話す彼だが、イベントも終盤である。多少気が緩んでもおかしくないが、彼は与えられた役の重み、先輩を差し押いて務めることの責任を真正面から受け止めているのだった。その謙虚さや真面目さ、最後の挨拶担当ということで総括を述べる彼の言葉選びの丁寧さを目の当たりにし、イベント終演後には私はもう彼のことしか考えていなかった。(帰りの道中、絶対に年上だと思っていた彼が同年代だと知ったときの衝撃といったら)

 

 

 

 

ここから新境地ともいうべきアミューズ沼、というかディアドリ池にドボンするのは非常に速かった。我ながら競泳選手並みの飛び込みっぷりであった。

 

ハンサム翌日には年明けからスタートする「DearDream 1st LIVE TOUR 2018 ユメノコドウ」東京公演のチケットを購入していた。

 

アミュモバの各種コンテンツやランティスの公式MVなど、過去数年間の彼の活動の様子を遡り、その歌声や踊り、もちろんビジュアルもドンピシャだと再確認した。

 

さらに彼自身のSNSも遡ることで、その人柄や物言いも大好きになった。

 

そしてライブツアーの地方公演に行くかどうかで頭を悩ませていたら年が明けてしまった。

 

それくらい、溝口くんを始め、ディアドリのことばかり考える日々が始まろうとは。

 

自分でも「ジャニーズじゃなくてもいいんかい!!」と全力のセルフツッコミは入れたし、正直なところ節操のない自分の趣味に軽い衝撃すら受けている。

 

 

何が起こるかわからないなと実感しながら、今日も何十回目かの「PLEASURE FLAG」MVを再生している。

 

DearDream / アニメ ドリフェス! OP/ED主題歌 PLEASURE FLAG / シンアイなる夢へ! - YouTube

 

↑「(ひとりぼっちじゃ) 語り合えないよ 」と「(呼吸だけで)感じとれるくらい」の時の溝口くんの身振りがかっこよくて何百回でも見られる・・・

 

 

*1:DD=「誰でも大好き」の略。DearDreamのことではありません。