20180225 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@パシフィコ横浜

とうとうツアーが終わってしまった。

 

結論から申し上げると、

最高超えてるどころの騒ぎじゃなかった。

 

ドリフェス終わったらヤダヤダ~!!」という気持ちで愛知公演では散々メソメソしたし、彼らの言葉の節々を深読みして悲観的になったりしたが、この神奈川公演はとにかく楽しかった。「あれこれ考え込んでいたけど、今日はもう考えるのはやめよう、楽しもう!」と思えるライブだった。純粋に楽しめたし幸せな時間だった。

 

(そもそもプロジェクトの存続云々は置いておくとしても、彼らの成長ぶりや裏での努力などを思うとそれだけで眩しくて尊くて泣けてしまう。結局泣く。私がメソつくときの原因は大抵これである。公人くんが、ディアドリが「血の滲むような努力」をしてきたと話してくれたことでもう全身が震えた。)

 

 

そしてまあ相変わらずOP映像→リアドリが好きすぎる。この日はもう既に自分の中のボルテージがMAXに達しており、間奏部分で窒息するかと思った。危ない。

 


今回も、溝口くんは一貫して王子様だった。溝口くんの姿がステージ上の画面いっぱいに映るとため息が出てしまうほど。ファスライBDでも堪能したが、人の視線を惹き付けて離さない力はピカイチである。

 

ちなみにハンサムに引き続き同行してくれた友人も、「ハンサムのときはおちゃらけキャラの印象があった、今日は王子様だった!別人みたい」と驚いていた…いやハンサムの写真この前見返したけどやっぱり顔違く見えるね不思議。

 

そして溝口ファンは以下同様のことを思っているのではないだろうか…

 

 

溝口くんのダンスが!好きです!!!(大声)

 

 

あれだけ細身にも関わらず止めるところはピシッと止め、メリハリのあるダンスに魅力しかない。ジャンプ時の跳躍力もかなりある一方で、着地直後すぐ振りに持っていけるのはなぜ!?(←特にユメノコドウのサビ部分)シンメやユレル、バタガで見られるゆらゆらと揺れるような振りのしなやかさも見ていて気持ちがいい。そう、溝口くんのダンスは思い切りが良くて、見ていて気持ちがいいのだ。身体を大きく使ってそれはもうキレイに舞っている。重力と上手く付き合っていると言うべきか。

 

しかも驚くべきは、このドリフェス!プロジェクトに参加するまで彼がずっと「踊れない、歌えない」と言われており*1、苦手意識を持っていたということ。いやはや信じられない。今やディアドリを各方面においてリードするくらいの立場にいる(と少なくとも私は認識している)溝口くんが。きっと想像を絶する努力を重ねてきたのだろう。ああ尊い

(※当方、ダンスに関しては専門知識ゼロですので異論は甘んじて受け入れます)

 

とにかく、この大好きな溝口くんのダンスをしばらく見れなくなると思うと非常に寂しいものがある。

 


推しの魅力語りはこの辺にしてこの公演全体の話をしたいと思う。

 

トータルの公演時間に関しては5都市の中で今回が最も長かったはず。しかし個人的に体感スピードは最も速く感じた。あっという間にラストスパートが来てしまった印象を受けた。

 

そしてWアンコだけ、スローモーションのように一瞬一瞬が脳裏に焼き付いている。

 

拍手が鳴りやまなくてステージ裏から駆け出してくる彼ら。

 

「あの曲しかないでしょ!エンディングといえばシンアイ!ここに歌詞も出してもらいますから、皆で一緒に歌いましょう!」と唐突に言うセンター。「すみません、壮馬の言うことは絶対なんで…」と袖のスタッフさんたちにペコペコ頭を下げるメンバー。


「AメロBメロ関係なしに、好きなところで好きなだけ歌ってください。でもその代わり、後悔だけはしないように!」というセンターの言葉の力強さといったら。


曲中、4人がそろったと思ったら1人はステージ反対側にいて皆が集まっていることに気づかない、という様子を3回くらい繰り返していてほほえましかった。


曲終わり。ステージ上の中央の階段から捌けていくメンバー。そこにはKUROFUNEの二人が待機していて、降りてくるメンバー一人一人をハイタッチで出迎えていた。最後に壮馬が会場を見渡してから降りていき、6人全員とハイタッチを交わしていた。

 

とにかく「愛」と温かさと笑顔、そして幸せな気持ちに溢れた3時間強だった。 

 

今までで一番、全力で声出したし全力でペンラ振ったし全力で歌った公演だった。ツアーが終わった今となってはもう生半可な気持ちでドリフェスの楽曲聞けないしペンラ振らないとやってらんねえ!!!(?)状態である。(←音源聴いてるとメンバーの「せーの!」「一緒に!」という煽りとか、ファンの「ハイッ!ハイッ!」という掛け声が聞こえてくるので…これは幻聴か…)

 

 

このドリフェス!プロジェクトの魅力を語り尽くすことは出来ない。ただそのうちのひとつとして、キャストそれぞれの人間的な部分に要素があると改めて感じた公演となった。

 

壮馬のロングMC終りに最年少でセンターをずっと頑張ってきた壮馬に拍手を送ろうと提案するとみーとか、青色を見ると幸せな気持ちになるのはドリフェスの思い出が幸せなものばかりだからだと話す溝口くんとか、始めから応援してくれてる人も途中から応援してくれてる人も、そして離れて行ってしまった人も、全ての人たちのおかげで今の自分たちがあると語った将熙くんとか、夢を追いかけていたディアドリが、夢を与える側になったと明言してくれた公人くんとか、ドリフェスが自分にとってどれほど大きい存在になったかを伝えてくれる株さんとか、ドリフェスは愛で成り立っていると宣言した壮馬とか。

 

そして郁くん。

 

愛知公演ではとかく湿っぽくなりがちであった私は、オーラスなんか入ったらグシャグシャに泣いてしまうのではないかと心配していた。しかしいざ開演してみると、メンバーの笑顔がそんな危惧を払拭してくれた。彼らの「ファンを楽しませたい!」という強い気持ちを真正面から受け取り、わりとカラッとした気持ちでライブを楽しんでいた。

 

ということで、完全に気を抜いていた。

 

 

そしてアンコ個人挨拶のときの、郁くんの「お父さんお母さん!産んでくれてありがとうございました!!」で無事に涙腺が爆発した。

 

 

 

いやこちらこそお父様お母様郁くんを産んでくださいまして誠に有難うございましたそして郁くん生まれてきてくれてありがとう…………。

 

そしてこの道を選んでくれてありがとう。

 

数年前まで素人だったことが信じられないと未だに思っているよ…どうかいつまでもそのままでいてください。

 

 

私が初めてDearDreamのライブに参加したのは、今ツアーの東京公演@TDCである。その時一番に感じたのは、「ライブに来て、こんなに感謝されることってあるのか!!?」ということ。

 

そしてこの印象は東京公演に限らず、大阪→愛知→神奈川と揺るぎなく一貫して感じ取れるものだった。(参加できなかったが、おそらく福岡公演も同様のことだろう。)

 

何なら、ファスライBDを見ていても同じことを思った。「この人たち、この当時からファンへの感謝の気持ちが変わらずあるし、むしろ強くなっている…!」これほど応援のし甲斐があるアイドルは初めてだ。

 

 

個人的な話だが、初めて彼らを目撃し、その存在を知った日からこの2月25日でちょうど2ヶ月が経った。正直「まだ2ヶ月!?」という驚きが大きい。それくらい密度が濃く、あっという間の時を過ごしてきたのだ。

 

 ツアーファイナルを終えいくらか時間を経た今、グッズのひとつであるビジュアルブックレットを何となく手に取ってみた。キラキラのラミネート加工が施された、デザインもレイアウトも内容も、作り手の「愛」に溢れた一冊。

 

この2ヶ月、夢中で彼らを追いかけて夢中でエールを送り続けた。毎日彼らのことばかり考えて、元気をもらったり心配したり爆笑したり慌てたり、それなりに色々とあった。その分充実した日々を過ごすことができた。

 

このビジュアルブックレットのキラキラ感と、2月25日にパシフィコ国立大ホールで見たペンライトの海やミラーボールの光が頭の中で重なって、「この2ヶ月は夢だったのだろうか…」という気持ちになった。

 

 

終わった直後は面白MCや彼ら7人のカッコイイ姿を思い出してにやけるばかりであったが、今現在、時間差でとてつもない寂しさを感じている。

 

しかし。しかしである。

 

この公演でも感じ、ファスライBDを見ていても思ったことだが、このドリフェス!キャストの言葉は本当に力強く、頼もしいのだ。

 

「絶対に幸せにします」

「もっと高いところへ皆さんを連れていきます」

「必ず着いてきてください」

 

後先のことなど何もわからないが、このような彼らの言葉を聞くといくらか安心するのは私だけではない、はず。

 

とにかくファンに愛され、スタッフさんに愛され、それに真摯に向き合い全力で応える彼らに希望の光しか見出せない。

 

もっともっとDearDreamとKUROFUNEが大きなグループになって大きな存在になって、我々ファンをもっと高いところまで連れて行ってくれることを期待している。

 

 

最後に、こちらは私個人の今ツアーの軌跡とも言うべき、各都市で購入したファンダカードたちである。

 

 

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(ツッコミ1)いや物販へのやる気よ。

(ツッコミ2)福岡分ないし。

(ツッコミ3)なんか石原さんいるし。

 

 

こんな中途半端に買い集めたファンダカードをわざわざ並べて晒す必要性は全くないはずだが、どうしても1枚1枚が思い出深くて、記念に撮ってしまった。

 

東京:初めてのディアドリライブ。あまりの楽しさと溝口くんの溢れ出る魅力に圧倒されながら帰宅。そしてファンダカードに初悶えた記念日。枕に頭叩きつけたわ。

大阪:苦手な夜行バスで移動。帰りの便の発車を待つ間、溝口くんの声を聞いたら少しホッとしたのだった。 

愛知:ボサっとしていたら溝口くんが完売してしまったので代打・ソーマイシハラ

神奈川:聞いた方はおわかりでしょう…「み、みぞぐち~泣泣」となるやつ。胸がいっぱいになりました。

 

 

ひとまず14名のキャストの皆さま、スタッフの皆さま、そして素直すぎるディアドリーマーとKUROFUNEのオンナたち、全5公演完走お疲れ様でした。ありがとうございました。

 

また会える日まで、私も私のやるべきことを頑張って彼らに会うのに恥ずかしくない自分でいなければと感じた良いファイナルだった。

 

*1:今回のツアー公式グッズ、ビジュアルブックレット溝口くんのページ参照。詳細をよく把握しておらず、また本人が語ることなので多少の謙遜の意が含まれているとは思うのですが、本当なのでしょうか…教えて偉い人…

20180211 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@一宮市民会館

(公演終了後の勢いのまま書いたため、そこそこ湿っぽいですご了承ください。)

 

 

前回の大阪公演からおよそ3週間。個人的にバトライには入っていないので少し間が空いた。

 

それにしても。それにしてもである。

 

 

 

オープニングで涙腺崩壊するとは。

 

 

ああ、これほどまでに私は彼らに会いたかったんだ…と自覚した。あとは今ツアーver.(?)のリアドリが好きすぎるせいもあり。特に間奏部分。一曲目からガシガシ踊るナンバーにテンションぶち上がらないわけがない。5人がステージ上を円を描いて周るときの、客席を煽りながら軽快に駆ける溝口くんが本当に好きなのだ。端的に言うと「強そう」だから。伝われ。

 

ともかく一曲目から涙をこらえることが出来なかった。「私ったらどうしたものか」と思ったのだが、ライブ後半でロングMC(壮馬いわく「ありがたいお言葉」)担当の将熙くんが、話しながら涙を堪えるという場面があった。そして当然ここでももらい泣きした。今考えてみるとフラグは既に立っていた…。

 

ここでの将熙くんの言葉については後ほど触れる。

 

 

まずユレルMIDNIGHTの溝口くんの話をさせてほしい。

 

私はユレルに入る直前に一番上しか外していなかったボタンをもう一つ余計に外す溝口くんのあざとさ・仕草がたまらなく好きだ。この曲ではそうするという自己ルールを決めてる時点でもう愛おしい。どこで誰に教わったのそんな破廉恥なこと!!

 

ユレル→バタガというゴリゴリのダンスナンバーなので大きく動く度に溝口くんの薄い胸元が露わになる。こちらとしてはイケナイものを見てしまった気分になるのだがその背徳感がまた良かったりする…。あっ何を書いているんだろう私…。

 

そしてやはり、溝口くんの表情コントロール力は半端ではない。つい先ほどまでニッコニコしていたのが嘘のような、妖艶な雰囲気を漂わせている。毎度思うがいったい何者なんだ彼は。今回は「あいつはやめて こっちにおいでよ」のときの、人差し指で手招く振り(合ってる?)がどこか力強く感じられてグッときてしまった…押しが強めの溝口たまらん(完全に過大解釈である)

 

 

Paradeが生まれるの振り決めのときの溝口劇場も楽しかった。あれがおしゃクソの本領発揮か……!そして今回も冒頭から客席に絡む絡む。最前が近いという話で「汗飛んできても目の前で拭わないでくださいね」と言ったり、「ほら頑張れば触れそうですよ ふんっふんっ」とふざけたり(かわいい)。気になるTシャツを着ているファンを「スタンダップ!!」と立たせたり。振り決めではいつも以上に積極的に客席に声を掛けて対話を試みていた印象。2階後列からその様子を見ていた私としては悲鳴モノである。

 

実はこの愛知公演の翌日、私は昨年末のドリフェス!R特番をまたしても見ていた。年明けから始まるツアーについて、溝口くんは「来てくれるお客さんといかにして触れ合うかを大事にしたい」と語っていて「!!!!!!!!」となった。完全に伏線事後回収なのだが、東京初日から客席にどんどん絡んでいく溝口くんは自らの有言実行を貫いていたのか!!!!感動!!!!!

 

 

また推しの良さを知ってしまった………と涙ながらにガッツポーズを決めたところで将熙くんの挨拶について。

 

「ずっとこのプロジェクトが続いたらいいなって。おじいちゃんになってもこのメンバーと一緒にいたい。」といったニュアンスだったが、わりと序盤で既に涙声の彼。「泣かない、泣かないよ」と自分に言い聞かせて、どうにか堪えながら話し続け、彼らしく、最後は笑顔を見せてくれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなの泣かないわけがない。

 

 

 

 

 

 

 

しんどい。

 

 

 

 

 

 

口に出さずとも、誰もがプロジェクトの終焉をどこかで不安に思っているだろう。言ってしまったら本当に終わってしまいそうで、でも不安は不安で。なんて脆く儚い存在なのだろう……(今気づいたけど「儚い」って人偏に夢って書くんだ…人が夢を追うことのはかなさ……ウウッ)

 

そういう話題に言及することがどこまでタブーなのかはわからないし、この先の事がどこまで決まっているかも我々にはわからない。とはいえ間接的な言葉ではあるが、きちんと思いをファンに伝えてくれた将熙くん。以前も書いたが、そうやってファンを置いていかないのがDearDreamなのだ。

(ちなみに愛知公演翌日、私はド研も視聴していた。3期のスペシャル回で、溝口くんは「僕らは皆さんに近い存在でありたい」と話していたのだ。これまた有言実行を目の当たりにしてしまい、もう完全に降参である。)

 

 

というかどうすれば彼のようにピュアなまま大人になれるのだろう…太田将熙さん天然記念物説。

 

 その後続いて披露されたユメノコドウ。ずっと名曲だとは思っているが、こんなにエモくなることある?!?!

 

出だし涙声だったが、最後には持ち直してまた笑顔を見せてくれた。きっと彼らのポリシーなのだろう。東京公演のとき、溝口くんが「しんみり終わりたくない」と言っていたことを思い出した。

 

 

 

将熙くんの挨拶はもちろん、他のメンバーの挨拶を聞いていても、彼らは本当にこのドリフェスというプロジェクトを愛し、真剣に向き合ってきたということがよく伝わってくる。そして何よりも、メンバーがそれぞれ、お互いがお互いを大好きで、この活動を楽しんで取り組んでいることも。

 

 DearDreamのような、メンバーのことが大好きで、この活動が大好きで楽しくて、もっとやりたいもっと向上したいと思っている人たちからこそ、目を離すことはできないだろう。

 

 

そして全体的に、披露されたどの曲にも、ここまで公演を重ね経験を積んできた彼らの自信を垣間見ることができるパフォーマンスだった。と私は思う。あくまで個人の意見。

 

5人がバラバラの個性を持ち、お互いを高めあって補い合っていて、アニメの奏たちのように背中を預け合う、素敵なグループだと改めて感じた。

 

 

絶えず成長をし続け我々ファンを魅了してやまない彼ら。何がすごいって、本人たちが歌う楽曲の歌詞どおりにプロジェクトが進んでいることだ。

 

 

 

そんなこんなで、彼らの「夢」を叶えてあげたいし、ファンの「夢」も叶えて欲しいと強く思った愛知公演であった。

  

さて次はいよいよオーラス、神奈川公演である。メンバーはきっと、色々なことを心にしまって笑顔を見せてくれようとするだろう。でも泣いちゃってもいいんだからね!!!全力で受け止めるからね!!!

 

 

ちなみにここまでツアーは一人参戦だが、パシフィコに限っては友人を誘ってある。ハンサム2017にも付き添ってくれた彼女だが、私はツアー東京公演同様、かなり気軽な気持ちでこの公演のチケットを購入し彼女に声をかけた。

 

まさか彼女も、私がたった2か月ほどでここまでディアドリに入れ込んでいるとは思っていないだろう。「あなたがカッコイイって言ってた富田くんが出るやつだよ!一緒に行こうよ!」と言われて行ってみたら連れが号泣……。想像しただけでチョットおもしろい。

20180120 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@Zepp Osaka Bayside

まずご覧いただきたいのがこちらのツイートである。

 

f:id:oboeterarenai:20180121122820p:plain

 

https://twitter.com/dfes_official/status/953500919408152576

 

 

 

2階指定席完売した!!!!!

ヤッタ!!!!!!

 

前回記事で

 

ただのアイドル活動ではなく、アニメ、ゲームとそれぞれ連動し、彼らを中心に沢山のスタッフが動いていて、プロジェクトの成功というよりもその未知の可能性がどう広がっていくかが自分と同年代の彼らにかかっているのだと知った。世の中のアイドル・芸能人には同様のことが言えることは百も承知だが、彼らの重圧と責務を想像するだけで背筋が伸びる気持ちだった。  

そんな彼らに、空席は見せられない!!見せてなるものか!!!

 

 

 という訳のわからぬ義務感にかられ、大阪公演と横浜公演のチケットもそれぞれ購入したのはその数日後であった。

 

 

と申し上げた私である。

 

「好き」より「義務感」が勝ったらいよいよ終りよね~などと普段は人と話しているがこれは例外だ。「完売」の二文字を彼らに見せることが出来た、また微力ながらその一端を担えたことに喜びを感じつつ大阪に向かった。

 

 

今回はゲストにKUROFUNEを控えた公演である。何にせよ「初」というのは特別でありワクワクするものだ。

 

そして個人的に、同じツアーに二回以上入るというのはかなり久しぶりのことである。そのこともあってか、同じ楽曲でも会場やその曲の前振り、披露するタイミング(すなわちセトリ)が異なるだけで、こんなにもテンションが変わってくるものなのかと驚いた。

 

なるほど、ライブはたしかに一回一回が確実に違う。同じ時間・空間は二度とないという太田将熙さんのお言葉を思い出した・・・

 

そして前回は少し余裕があまりないように感じた溝口くんの表情芸(芸?)。

今回は!!私の見たかったものが!!ちゃんとそこにあった!!!

(TDCは3階席で、上から見降ろしていた。たまたま表情がよく見えなかっただけだろうとも今となっては思う)

 

まず真顔の瞬間がない。それは前回も変わらないことではあるが。元よりニコちゃんマークのようなお顔をされているとはいえ、相変わらず溝口くんは観客に対して自分自身を”魅せる”ことに余念がない。

 

やはりリアドリ、プレフラあたりの代表曲ではそんな彼の良さをじっくり堪能できる、という気がしている。今回はそれに加えて愛おしそうに客席に向ける、優しいまなざしが印象的であった・・・王子・・・

 

ドリグリで「見せたい景色 いっぱいなんだ」と歌いながら客席に手を差し伸べる溝口くん・・・

 

ユレルやシンメトリックで挑発的な表情を見せる溝口くん・・・

 

お辞儀は毎度絶対にミュージカル風(と言っていいのか)なロイヤル溝口・・・

 

 

そしてお初KUROFUNE!

 

もう存在がえっち。「セクシー」でも「エロい」でもなく、ちょいと昭和な語彙で伝えたいこのアダルト感。欲を言えばもっと振り付けもえっちにしてくれて良いです。

 

まるでヨコヒナを彷彿とさせる熟年夫婦感。あれほどオトナなパフォーマンスを披露しておきながら喋りだすとほぼ夫婦漫才。何このオールマイティー感。



そして株さんと公人くんの「静」と「動」のバランスが絶妙に合っており、見ていて心地がいい。全身でリズムを取る公人くんに対して必要以上に動かないものの予想以上の甘々ボイスをじっくり聞かせる株さん。

 

正直怖そうだな~という印象を抱いていた株さんだが楽しくなってくると「おれね~」ってたくさん喋りだすのカワイイ。それで注目されると恥ずかしくなっちゃうのもカワイイ。やはり横山みある。綺麗な顔して煽りはオラついている一方、切符をなくしたり降車駅を間違えたりとポンコツな一面も併せ持つ株さん、マジ生きてるだけでコンテンツ。

 

そして公人くん!!輩とプリンスの間を行ったり来たりしながら「おれはプリンス、おれはプリンス・・・」と自分に言い聞かせてるの面白かった。客個人を狙ってウインクやら投げキスを連発するのだがあれを食らったおたくたち生きてる!?とことんプリンスを徹底する一方で「心配すんなよ!バトルライブがあっからよ!!」という輩・・・もとい、男らしい一面もありつつ。包容力があって男らしくて優しくて・・・これは軽率にリア恋に落ちるやつ。結婚してください。

 


普段から仲良しだという溝口くんが公人くんにワンワン構ってる様子も見られて満足した。なるほどこれは確かに犬みたいである。

 


 

KUROFUNEが参加すると、若さにスパイスが効いて一気に締まる感じがあるのは良く分かった。同時にDearDreamの魅力も引き出されるし、何より年上二人のトーク力に引っ張られてMCがより面白かったと感じる。良い関係だね・・・

 

 


そしてこの日は、溝口くんが自分で「今日僕めっちゃ人見てる人みたいだけど」と言ってしまうくらいには、客席を細かく見てくれていた。



2階席のお子さんや男性をめざとく見つけたり、「後ろの方で見えてないと思ってこうやってる(背伸びして目細めるマネ)人、見えてますからね??」と言ったり、デコレーションされたうちわも見えていると。

 


そして「琢矢ー!!」と呼んでくれる声に本当は「あー!ありがとうございますー!!」と返事したいと。でも「僕らで見せたいものや考えてきたことがあるから、ぐっとこらえて、心の中で返事しているんです」と。


 

溝口くんに限らず、どこまでもファンとの心理的距離を近くあろうと努力してくれるのがDearDreamである。毎度のことたが頭のキャパに限界があり、今回も溝口くんに関することしか記憶に自信がない…。しかし相変わらず全員が全員とも、今このステージに立てていること、たくさんの人が見に来ていることにこれでもかと感謝の気持ちをぶつけてくれていたことはしっかりと覚えている。それくらい良く伝わってきたのだ。

 


大阪の挨拶担当のトミーは、それまでどこかずっとフワフワ楽しそうで、ずっと小ボケをかましていたが、真面目に、彼なりに考え抜いた言葉を絞り出していた。メンバーにはもちろん、ファンのみんなにも尊敬の気持ちがあると述べてくれた。

 


個人の挨拶での壮馬くんの番。トリにも関わらず言葉がなかなか出て来なかった。

 

 




私はこれまで、様々なアイドルグループのライブに参加してきた。

 

どのグループも、観客が足を運び、集まってくれることに対して強く感謝していたし、きちんとそれを伝えてくれていた。いずれのグループも、ファンであることを誇りに思わせてくれる素敵な人たちだ。

 


とはいえ、感情が高ぶるあまり語彙力を失う人は初めて見たよ壮馬くん!!!

 


気持ちが溢れかえって、どの言葉も適切だと感じられなくなるくらい、特別な感情が湧いてきたのだろう。

 


「想いを返したくてこの場所に立っているのに、また元気をもらってしまった」という気持ちが、東京→福岡→大阪ときて、さらに強くなっているようにも感じられた。壮馬くんも言っていたが、最終日を迎えたらいったいどうなってしまうのだろうか。終わって欲しくはないが、パシフィコ公演がより一層楽しみにもなった。

 

 


が、その前に愛知公演が控えている。

今回KUROFUNE分のセトリが組み込まれたことによって、楽しみにしていた2032やメビレがなくなってしまっていた。


最後のディアドリ単独公演で見れることを願いつつ、やはり愛知まで行くしかないと心に決める高速バス内午前11時であった。(意訳=愛知公演ポチった)

 

20180110 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@TDC

ディアドリ初の全国ツアー初日から今日で5日が経過した。

 

まず始めに、これほど楽しみなあまり何も手につかなくなったライブは相当久しぶりである。

 

年末のハンサムに参加した翌日、勢いにまかせて「とりあえず」のつもりでチケットをとった公演がこれほど生きる希望となるなんて、想像もしていなかった。

 

それはなぜか。

 

 

 

12月29日に「ドリフェス!R」特番が放送された。

 

30分でDearDream結成から今回のツアーに至るまでをぎっしり凝縮させた、新規ファンにはありがたい内容だった。

  

オーディションから始まり、歌もダンスも未経験者がほとんど。(きっとスタッフさんの思惑なのだろうけど)池袋の路上に立ってドリカ配布するも自分たちの認知度の低さに落ち込んだり、そうかと思えばアフレコという試練も重なってきたり。

 

 ゼロからプロジェクトをスタートさせる難しさに何度もぶち当たってきたことだろう。はじめて観客の前で歌を披露した時のこととか、徐々に応援してくれる人が増えていくのを実感したこととか、きっと彼らは良く記憶しているのだろうとも感じた。だからこそ来てくれる人たちへの感謝が並々ならぬものなのかもしれない。

 

 ハンサム参加からわずか4日後、新参者の私だがこの特番を見てすっかり胸が熱くなってしまった。

 

 ただのアイドル活動ではなく、アニメ、ゲームとそれぞれ連動し、彼らを中心に沢山のスタッフが動いていて、プロジェクトの成功というよりもその未知の可能性がどう広がっていくかが自分と同年代の彼らにかかっているのだと知った。世の中のアイドル・芸能人には同様のことが言えることは百も承知だが、彼らの重圧と責務を想像するだけで背筋が伸びる気持ちだった。

  

そんな彼らに、空席は見せられない!!見せてなるものか!!!

 

 

 という訳のわからぬ義務感にかられ、大阪公演と横浜公演のチケットもそれぞれ購入したのはその数日後であった。

 

 

以上の通り、年が明けて日を増すごとに、私のツアー初日に向けた意気込みと覚悟は並々ならぬものへと変貌を遂げていったのだ。

 

 

そして迎えた1月10日、快晴。

 

座席は3階バルコニー。高い!でも近い!

そういえば高所恐怖症だった!!

 

むくむくと膨れ上がりつつあった恐怖心を抑え込み、いざ開演。

 

ハンサム以来およそ2週間強。わりと短期スパンでの再会だったが、待ち焦がれていたDearDreamである。興奮と感激が入り混じる。まずその音響にハコの小ささを改めて実感する。てか生歌かよ!!(なんと最初から最後までずっと踊りながら生歌。なんちゅー鍛え方してきたんだ)

 

そしてハンサムぶりの溝口くん。「あれ?なんかただのイケメンだぞ????」

 

ハンサムで目撃した彼は、かなり明るめの茶色にくるくるというよりかはふわふわパーマヘアであった。眉毛も茶色に明るく染めていたためか、それとも当日の楽曲の雰囲気なのか、溝口くんの第一印象は「チャラそう」。同時にどこか野性的な印象すら抱いた。

 

それがこの瞬間覆された。パーマが少し落ち、ほどよくカットされて色も暗めにした彼は王子様そのものである。今回が初披露だというキャンブロR(※衣裳)の効果(溝口くんは両手グローブに肩マント付き)もあってか、キラキラ感が最高潮である。

 

ラインライブやストラボ、アミュモバなどのコンテンツを通じた印象から、どこか親近感を覚えていてゴメンナサイとでも言いたくなる瞬間であった。

 

とにかく、私は彼らを初めて見た瞬間を忘れることはできないだろう。OP曲であった「Real Dream!」も思い出の一曲となった。

 

開始早々にドリンクを倒して水たまりが出来たり、「Paradeが生まれる」のご当地フリが東京タワー(どうやるんだと思っていたら壮馬「イソギンチャクみたいだ!」)だし、MCでは僕らもリラックスしようとステージ中央に5人でちっちゃく座ってみたり、シャッフル企画のフリVTRに爆笑したり、これぞ「萌えの塊」とでも言うべきか、彼ららしさを堪能した。

 

が、しかし。

 

途中まで私は違和感を覚えていた。

 

今日この日までディアドリの皆さんに会うことを楽しみに待てたのは、ウェブ上に存在するあらゆる動画のおかげである。なかでもファンミ01の映像(

「ドリフェス!ファンミーティング01 エールでかなえる1stステージ!」ライブパート - YouTube)

がお気に入りなのだが、それは曲調のみならず歌詞によってコロコロと表情を変化させる溝口くんを見られるからだ。他にも時折立ち位置を忘れるメンバーがいたり、アイコンタクトをとりながら確認するように移動したり、一杯いっぱいな表情を隠しきれなかったり、とにかくシャカリキな様子が愛おしく感じられて、とても好きな映像だ。

 

だが、明らかに今見ているディアドリは、私が好きなあの動画のディアドリじゃない。当然同一人物たちなのだが、何かが違う。

 

そして気づいた。彼らの歌とダンスが格段に上達していることに!!

 

前述した通り、私が散々繰り返し再生してきた動画は第一回目のファンミである。観客を目の前に、初めて曲を披露した機会でもある。

 

それからさほど長い時間は経っていない。せいぜい1年半くらいだろう。彼らはこの短期間で様々な経験を積み、スキルアップしてきたのだ。

 

そう気づいた瞬間、数刻前までの「???」が感動に変わり、思わず身震いするほどであった。

 

そして溝口くんだが、どこか表情が硬い気がしていた。もちろんOPからキメ顔連発、ウインク量産の我らが青い王子であることは変わりなかったのだが、楽しみにしていた「メロディーや歌詞に合わせて表情を豊かに変化させる溝口くん」はあまり見られなかった。

 

しかし後半に近づくにつれて、いくらか和らいでいた気がする。これは個人的な推測だが、彼なりにツアー初日を成功させなければという思いが余裕を奪っていたのだろう。その意気込みはとても良く伝わってきた。ああこれが「アイドル応援プロジェクト」の醍醐味なのだと実感させられた。

 

「正直今日を迎えるまで年が明けた気がしなかった」「今日をもってようやく僕の2018年がスタートしました」と語った溝口くん。胸の内を伝えるのが上手で、正直で、ファンを置いていかない人だなと感じた。

 

 

信じられないほど小顔で驚いたし、それに黒髪センターパーツが似合いすぎていて一生そのままでいてくれと思った壮馬君。最年少でありながらセンターを務める彼の重責とはどれほどのものだろうかと思っていたが、立派にこなしていた。なるほど惹きつける力を持っているなと。あと双眼鏡越しに目が合ってまた驚いた。あんな3バルの端っこまで本当に見てくれているとは!その後も何度か煽りにステージ端まで来てくれた。なんていい子なの!

 

あれだけ綺麗な顔立ちにも関わらず面白キャラというギャップ持ちのトミー。冒頭倒された水はトミーのもので、もってるな~~!と感心してしまった。挨拶でも色々言いたいことがあるようで、まとまらない話をどうにか落とし込んでいた。感情を包み隠さず発散する人なのだなあと、とにかく印象が良かった。話し始めてはグチャっとなる様子に何度も笑わされたし、愛されキャラという天性の才能を携えてる人だ。

 

将熙くんは、(憶測ではあるが)彼の中にある「理想のアイドル像」を惜しみなく体現してくれる人。某中島健人さんほどクレイジーではないけれど、ファンを喜ばせることが第一というポリシーが伝わってきた。挨拶などを聞いていると、彼は運命論者なのだと感じた。「この5人が集まれたことが奇跡」「今日みんなが来てくれていることも奇跡」「ライブは一回一回全部違う、みんなでつくるもの」と語っていた。我々の世代でこういう考え方できる人は稀有なんじゃないか。

 

郁くんは元気いっぱいで天真爛漫だが、たまに繰り出すツッコミはビシッッッ!!とキマるエンタメ性高めな人だった。彼は彼で、いったい何を食ったらそんな菩薩みたいな子が育つの!?と思わざるを得ない。他のメンバーにも言えるが、今この場立っていること、観客がそこにいることに強く感謝していた。そして誰よりも振り切ってアイドルしている印象。

 

 

そしてまあ、皆のよく動くことといったら!!!よく踊ることといったらない!!!

若さをひしひしと感じた。

 

考えてみれば、20~23歳という彼らの年代はアイドルとして非常に好都合なのかもしれない。若さも体力もあるため良く動けるし、まだ伸びしろもある。セクシーに振舞っても様になる上、今後成熟してゆく楽しみもある。こんな彼らの絶頂の時を見守ることができるなんて、あの日あの時あの場所に生まれてよかったー!!(私も運命論者になってみた)

 

そしてアンコ2曲目だったか、メンバーのお手振りタイム。下手と上手メンバーが入れ替わりながら移動し、溝口くんが私の座席サイドに寄ってきた。

 

実はその瞬間まで3バルは見上げるものの正面しか視界に入れていなかった溝口くんである。期待せずにいたらフッとこちらを見上げるではないか!!

 

思わず身を乗り出して、青色を点灯させたペンラを持ったまま両手を振る私。

 

すると溝口くん、こちらを見上げ微笑を浮かべたまま両手を振り返してくれているではないか!!!!!!!!

 

 

 

私は砂になったと感じた・・・が、実体はまだそこに残っていた。

 

単独ライブ初参戦にして推しにお手振りをいただいてしまった。これはもう沼、もといディアドリ池から再び地上へと這い上がることはできまいと確信した瞬間であった。

 

 

 

 

というわけで最高を軽々と超えたライブを終え帰路についた。

 

しかしまだライブは終わっていなかった。

 

余韻に浸りつつ缶チューハイを開けてグッズを眺めていた私はファンダカードなるものに手をのばした。記載された番号を入力すると電話がかかってくるというシステムである。溝口くんのカードに表記された番号を打ち込むと、数秒で電話がかかる。

 

 

これが予想以上に電話だった(語彙力迷子)

 

「まだ起きてたかな・・・?よかった。」ってセリフ考えたの誰!?溝口くん!?ヤダ何天才!?

 

ファンダカードの威力をまともに食らった私は大爆発を起こし、寝られなくなったのは言うまでもない。

 

この日は深夜にTwitterでファンへのメッセージを呟くメンバーがいたり、彼らも初日を終えて興奮して寝られないのだなと、感情を共有できているような気がしてすこぶる嬉しかった。溝口くんに至っては、終演後一切呟かず、朝5時頃にツイートしていたのがリアルで興奮した・・・みんな生きてる・・・

 

 

 

こんな感じでツアー初日、ディアドリ単独公演初参戦を終えた私は数日間何にも手がつけられず、燃え尽き症候群に苦しんだのであった。(来る日も来る日も「あ、一昨日の今頃は開演時間だったな・・」と時計を気にしては涙するなど)

 

次に控えるは大阪公演である。ゲストのKUROFUNEはお初。さてどうなることやら・・・

 

20171225 HANDSOME FILM FESTIVAL@TDC


いわば、「(クソ)ジャニオタ10年選手がたった数日でアミューズに転がり落ちた話」。

 

あるいは「(クソ)DD*1女、とうとうジャニ外に推しを見つけるの巻」とでも言えよう。

 

結論から申し上げると、初参戦のハンサムで溝口琢矢くんを見つけてしまった。

 

事の始まりは2017年秋。毎年恒例のアミューズ主催ファン感謝祭、「ハンサムフェスティバル」が今年も開催とのニュースをキャッチ。しかもクリスマス公演が含まれているではないか。この数年クリスマスは一人映画や一人ライブ参戦などして過ごしていた。もちろん望んでそうしていたのだが、数年に一度くらいは楽しげなイベントに参加するというクリスマスを思い出としたいものである。しかもイケメンがわんさか出演、目の保養になること間違いなし。ということで即効で友人を誘い、一次先行抽選に応募。無事に25日夜公演のチケットを確保した。

 

そして来る12月25日。初参戦の分際で大変申し訳ないのだが、当日を迎えるまで神木隆之介さんと吉沢亮さん、小関裕太さんしか認識しておらず、その他の出演者の皆さんに関してはお名前を聞いてもまったくピンとこなかった。下調べゼロ、しかし「♡神木♡」うちわはチャッカリ手作りして持参。楽しむ気だけは満々な図々しい奴である。

 

TDCという小さめな箱、かつアリーナど真ん中指定席ということで視界良好。ご機嫌でいざ開演。ハンサム出演者たちを紹介するOP映像が流れる。

これが自分でも驚いたのだがめちゃくちゃテンション上がる

 

繰り返すが、神木吉沢(あと小関くん)以外の皆さまは全くもって初見である。ところが12人のイケメン達の表現力とVTRの演出力とが上手いこと相互作用し、初めましてな若手俳優の皆さん一人一人にギャースカ叫んでしまった・・・早くあれをもう一度拝見したいのでアスマートさん早急に円盤の発売を・・・

 

OP終了。映画部の部室と見立てたステージ上に部長役神木くん(待ってました!)と副部長役のもう一人登場。

 

この時私は想像してもみなかった。イベント開始時点で名前も存じ上げていなかったこの「副部長役のもう一人」のために、年明け早々ツアー各都市追いかけるほどハマってしまうなんて・・・

 

自分が映画の登場人物になれるという不思議な8本のフィルムを発見した部長と副部長。しかし部員たちはその力を全く信用しようとしない。それならばと試しに1本目のフィルムを石賀・金子コンビに持たせ、二人はドアをくぐる。

 

こんな調子でミニ芝居(というかコント)→ショートフィルム上映の流れを繰り返していく。近頃都内を中心に散見される映画館での「発声上映」もこんな感じなのだろうか。手を叩きながら大声で笑ったり、ハンサムたちのキメどころには黄色い叫びをあげ、隣の友人と「怖い!!!泣」と言いながら手を握り合う瞬間さえあって、今までにない体験を存分に楽しんだ。各フィルムが世界的に有名な名作のパロディである点もニクい。

 

イベント開始から小一時間経過したところで私は気づき始めていた。それまで当然のように神木→吉沢→神木→神木→他のハンサム→神木→他のハンサム→吉沢といった調子で忙しく動かしていた目線が、無意識にある人物を追い始めていた。

それが溝口くんだったのだ。

副部長という役柄上、部長の神木くんに目線を向ければ自然に視界に入り込んでくるポジションに常に立っていた。

 

なんとなく、タイプの顔だなとは認識していた。『学園のゴースト』は太田くん溝口くんペアで出演。開始早々に顔が好きだと認知していたのでワクワクしながら鑑賞。かつて男にフラれて学校で自殺したという女子生徒、「まきこ」に身体を乗っ取られる役を溝口くんは好演した。その振り切りっぷりに彼らの本業が「役者」であるということを再認識させられた。まあほとんどコメディなシナリオなのだが、そのコメディを迫真の演技で魅せる二人の役者根性に脱帽。ただのイケメンじゃなかった。

この『学園のゴースト』を見ることで溝口くんをしっかり「顔が好みで、茶髪ふわふわパーマの人」と覚えた。

 

そこからである。

先程の視線を動かす順番に「溝口」が加わった。

 

終盤のコントでは、溝口くんの体型が大変好みであることに気づいてしまった。

今思えば、これがマズかった。

彼は無意識な立ち姿にも魅力があって、例えば片足に重心を預けて腕を組み、片手は顎に添えるという何てことない所作ですらかっこよかったのだ。一発芸を求められ奮闘するメンバーを横から見つめ、スポットライトが当たらない場所で笑いを堪えるという、ごく自然な様子にくぎ付けになってしまった。

おまけに神木くんとコントの流れを回す回す。『真夏のような夢』に登場した惚れ薬がステージ上に(しかも何本も)登場し、いくつものペアのBL劇場を目撃することとなった。BL演者に指名された神木くんをかばい「部長にそんなことさせられません!!」と自ら体を張る溝口くん。しかしその後守ったはずの神木くんから指名を受けBL劇場再参加。「部長さっき僕守りましたよね??」と詰め寄るオチつき。おもしろかった。

 

そんな感じであらゆるアイテムを召喚し、メンバーを動かしまとめ、神木くんをサポートするかたちで進行をする姿に完全に「デキる人」称号を心の中で差し上げていた。

 

とはいえ今回ハンサム参加の決め手となったのは、かねてより私のミーハー魂を掴んだり離したりを繰り返してきた神木・吉沢二大国宝をしっかり目に焼き付けるという目的である。

 

フィルム・コントパートが終了し次に始まったのはライブパートであったが、ここで神木・吉沢を比重大きめで視界に入れる。「THIS IS THE TIME」などの楽曲をナマで見られてとても満足。自前の100均サイリウムを振って大いに楽しんだ。

 

それにしても、ここでも溝口くんは視線泥棒なのだ!!!!

 

神木・吉沢の合間に視界に入れる溝口くんは、表情から気が抜ける瞬間がない。終始観客に向けて「溝口琢矢」を魅せているのだ。そのうえ踊りが美しい。手の先まで神経が行き渡っていて、腕を左右に振るという簡単な動作ですら美しくキマっている。

それに加えて、ずっと元気に動き回っているのである。客席の煽り担当も彼だった。

そしてつい先程まで子犬のようなお顔でコントをしていたのに、歌って踊る彼はどこか野性味に溢れている。(この野性的な印象はのちにドリフェスライブにて覆されるが)

 

きわめつけは、最後の挨拶である。HFFTシャツ(七分袖!!白!!)が溝口くんに似合うことといったら!たぶんハンサムの中で一番似合っていた。という贔屓目。

 

順に挨拶を述べていくのだが、どうも皆のマイクの調子が悪い。ドセンに立っていた溝口くんがスタッフに呼ばれて捌けていった。

しばらくして戻ってきた溝口くんは「僕の汗がすごくてマイク調子悪くなっちゃったみたいです」なぜならこコーナーでのMCという大役を任されていたからだそう。「本当に緊張している」と話す彼だが、イベントも終盤である。多少気が緩んでもおかしくないが、彼は与えられた役の重み、先輩を差し押いて務めることの責任を真正面から受け止めているのだった。その謙虚さや真面目さ、最後の挨拶担当ということで総括を述べる彼の言葉選びの丁寧さを目の当たりにし、イベント終演後には私はもう彼のことしか考えていなかった。(帰りの道中、絶対に年上だと思っていた彼が同年代だと知ったときの衝撃といったら)

 

 

 

 

ここから新境地ともいうべきアミューズ沼、というかディアドリ池にドボンするのは非常に速かった。我ながら競泳選手並みの飛び込みっぷりであった。

 

ハンサム翌日には年明けからスタートする「DearDream 1st LIVE TOUR 2018 ユメノコドウ」東京公演のチケットを購入していた。

 

アミュモバの各種コンテンツやランティスの公式MVなど、過去数年間の彼の活動の様子を遡り、その歌声や踊り、もちろんビジュアルもドンピシャだと再確認した。

 

さらに彼自身のSNSも遡ることで、その人柄や物言いも大好きになった。

 

そしてライブツアーの地方公演に行くかどうかで頭を悩ませていたら年が明けてしまった。

 

それくらい、溝口くんを始め、ディアドリのことばかり考える日々が始まろうとは。

 

自分でも「ジャニーズじゃなくてもいいんかい!!」と全力のセルフツッコミは入れたし、正直なところ節操のない自分の趣味に軽い衝撃すら受けている。

 

 

何が起こるかわからないなと実感しながら、今日も何十回目かの「PLEASURE FLAG」MVを再生している。

 

DearDream / アニメ ドリフェス! OP/ED主題歌 PLEASURE FLAG / シンアイなる夢へ! - YouTube

 

↑「(ひとりぼっちじゃ) 語り合えないよ 」と「(呼吸だけで)感じとれるくらい」の時の溝口くんの身振りがかっこよくて何百回でも見られる・・・

 

 

*1:DD=「誰でも大好き」の略。DearDreamのことではありません。