20180120 DearDream 1st LIVE TOUR ユメノコドウ@Zepp Osaka Bayside

まずご覧いただきたいのがこちらのツイートである。

 

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https://twitter.com/dfes_official/status/953500919408152576

 

 

 

2階指定席完売した!!!!!

ヤッタ!!!!!!

 

前回記事で

 

ただのアイドル活動ではなく、アニメ、ゲームとそれぞれ連動し、彼らを中心に沢山のスタッフが動いていて、プロジェクトの成功というよりもその未知の可能性がどう広がっていくかが自分と同年代の彼らにかかっているのだと知った。世の中のアイドル・芸能人には同様のことが言えることは百も承知だが、彼らの重圧と責務を想像するだけで背筋が伸びる気持ちだった。  

そんな彼らに、空席は見せられない!!見せてなるものか!!!

 

 

 という訳のわからぬ義務感にかられ、大阪公演と横浜公演のチケットもそれぞれ購入したのはその数日後であった。

 

 

と申し上げた私である。

 

「好き」より「義務感」が勝ったらいよいよ終りよね~などと普段は人と話しているがこれは例外だ。「完売」の二文字を彼らに見せることが出来た、また微力ながらその一端を担えたことに喜びを感じつつ大阪に向かった。

 

 

今回はゲストにKUROFUNEを控えた公演である。何にせよ「初」というのは特別でありワクワクするものだ。

 

そして個人的に、同じツアーに二回以上入るというのはかなり久しぶりのことである。そのこともあってか、同じ楽曲でも会場やその曲の前振り、披露するタイミング(すなわちセトリ)が異なるだけで、こんなにもテンションが変わってくるものなのかと驚いた。

 

なるほど、ライブはたしかに一回一回が確実に違う。同じ時間・空間は二度とないという太田将熙さんのお言葉を思い出した・・・

 

そして前回は少し余裕があまりないように感じた溝口くんの表情芸(芸?)。

今回は!!私の見たかったものが!!ちゃんとそこにあった!!!

(TDCは3階席で、上から見降ろしていた。たまたま表情がよく見えなかっただけだろうとも今となっては思う)

 

まず真顔の瞬間がない。それは前回も変わらないことではあるが。元よりニコちゃんマークのようなお顔をされているとはいえ、相変わらず溝口くんは観客に対して自分自身を”魅せる”ことに余念がない。

 

やはりリアドリ、プレフラあたりの代表曲ではそんな彼の良さをじっくり堪能できる、という気がしている。今回はそれに加えて愛おしそうに客席に向ける、優しいまなざしが印象的であった・・・王子・・・

 

ドリグリで「見せたい景色 いっぱいなんだ」と歌いながら客席に手を差し伸べる溝口くん・・・

 

ユレルやシンメトリックで挑発的な表情を見せる溝口くん・・・

 

お辞儀は毎度絶対にミュージカル風(と言っていいのか)なロイヤル溝口・・・

 

 

そしてお初KUROFUNE!

 

もう存在がえっち。「セクシー」でも「エロい」でもなく、ちょいと昭和な語彙で伝えたいこのアダルト感。欲を言えばもっと振り付けもえっちにしてくれて良いです。

 

まるでヨコヒナを彷彿とさせる熟年夫婦感。あれほどオトナなパフォーマンスを披露しておきながら喋りだすとほぼ夫婦漫才。何このオールマイティー感。



そして株さんと公人くんの「静」と「動」のバランスが絶妙に合っており、見ていて心地がいい。全身でリズムを取る公人くんに対して必要以上に動かないものの予想以上の甘々ボイスをじっくり聞かせる株さん。

 

正直怖そうだな~という印象を抱いていた株さんだが楽しくなってくると「おれね~」ってたくさん喋りだすのカワイイ。それで注目されると恥ずかしくなっちゃうのもカワイイ。やはり横山みある。綺麗な顔して煽りはオラついている一方、切符をなくしたり降車駅を間違えたりとポンコツな一面も併せ持つ株さん、マジ生きてるだけでコンテンツ。

 

そして公人くん!!輩とプリンスの間を行ったり来たりしながら「おれはプリンス、おれはプリンス・・・」と自分に言い聞かせてるの面白かった。客個人を狙ってウインクやら投げキスを連発するのだがあれを食らったおたくたち生きてる!?とことんプリンスを徹底する一方で「心配すんなよ!バトルライブがあっからよ!!」という輩・・・もとい、男らしい一面もありつつ。包容力があって男らしくて優しくて・・・これは軽率にリア恋に落ちるやつ。結婚してください。

 


普段から仲良しだという溝口くんが公人くんにワンワン構ってる様子も見られて満足した。なるほどこれは確かに犬みたいである。

 


 

KUROFUNEが参加すると、若さにスパイスが効いて一気に締まる感じがあるのは良く分かった。同時にDearDreamの魅力も引き出されるし、何より年上二人のトーク力に引っ張られてMCがより面白かったと感じる。良い関係だね・・・

 

 


そしてこの日は、溝口くんが自分で「今日僕めっちゃ人見てる人みたいだけど」と言ってしまうくらいには、客席を細かく見てくれていた。



2階席のお子さんや男性をめざとく見つけたり、「後ろの方で見えてないと思ってこうやってる(背伸びして目細めるマネ)人、見えてますからね??」と言ったり、デコレーションされたうちわも見えていると。

 


そして「琢矢ー!!」と呼んでくれる声に本当は「あー!ありがとうございますー!!」と返事したいと。でも「僕らで見せたいものや考えてきたことがあるから、ぐっとこらえて、心の中で返事しているんです」と。


 

溝口くんに限らず、どこまでもファンとの心理的距離を近くあろうと努力してくれるのがDearDreamである。毎度のことたが頭のキャパに限界があり、今回も溝口くんに関することしか記憶に自信がない…。しかし相変わらず全員が全員とも、今このステージに立てていること、たくさんの人が見に来ていることにこれでもかと感謝の気持ちをぶつけてくれていたことはしっかりと覚えている。それくらい良く伝わってきたのだ。

 


大阪の挨拶担当のトミーは、それまでどこかずっとフワフワ楽しそうで、ずっと小ボケをかましていたが、真面目に、彼なりに考え抜いた言葉を絞り出していた。メンバーにはもちろん、ファンのみんなにも尊敬の気持ちがあると述べてくれた。

 


個人の挨拶での壮馬くんの番。トリにも関わらず言葉がなかなか出て来なかった。

 

 




私はこれまで、様々なアイドルグループのライブに参加してきた。

 

どのグループも、観客が足を運び、集まってくれることに対して強く感謝していたし、きちんとそれを伝えてくれていた。いずれのグループも、ファンであることを誇りに思わせてくれる素敵な人たちだ。

 


とはいえ、感情が高ぶるあまり語彙力を失う人は初めて見たよ壮馬くん!!!

 


気持ちが溢れかえって、どの言葉も適切だと感じられなくなるくらい、特別な感情が湧いてきたのだろう。

 


「想いを返したくてこの場所に立っているのに、また元気をもらってしまった」という気持ちが、東京→福岡→大阪ときて、さらに強くなっているようにも感じられた。壮馬くんも言っていたが、最終日を迎えたらいったいどうなってしまうのだろうか。終わって欲しくはないが、パシフィコ公演がより一層楽しみにもなった。

 

 


が、その前に愛知公演が控えている。

今回KUROFUNE分のセトリが組み込まれたことによって、楽しみにしていた2032やメビレがなくなってしまっていた。


最後のディアドリ単独公演で見れることを願いつつ、やはり愛知まで行くしかないと心に決める高速バス内午前11時であった。(意訳=愛知公演ポチった)